芸術鑑賞会 都城商業高等学校のみなさん、ありがとう!
2023年10月16日
10月12日(木)は宮崎県立都城商業高等学校の芸術鑑賞でした。
会場は同校体育館。
演目は「モンゴルの風コンサート」。
都城商業高校では10年ぶり2回目の受託となります。
10年前は市内の3高校と連動し、MJホール(都城市総合文化ホール)での公演でした。
この10年間で大きく変わったこと。
やはり少子化の影響でしょう。
生徒数が10年間で三分の二はおろか半減した学校も。
それだけに、生徒たちによい作品を観せてあげたいと願う先生方のご苦労は予算的にも厳しく大変です。
しかし、予算が低ければ、その予算以上の内容を提示し、実現に向かって知恵を渋るのが弊社の方針。
こうして、とっておきの作品「モンゴルの風コンサート」が実現したのでした。
宮崎県都城市は、ふるさと納税日本一を誇る農畜産物の宝庫。
宮崎道の都城ICを出ると、黒々とした大地と圧倒的な平野が広がります。
モンゴル人の出演者が、
「こんな肥沃な大地でウマやヒツジを飼ってみたい。すごい土地だね」
感嘆の声をあげたものでした。
さて「モンゴルの風コンサート」、大盛況でした。
”草原のチェロ“馬頭琴の音色を初めて聴いたという生徒のみなさんも多く、楽器に興味津々、音色にうっとりというコンサートでした。
中でも、放送部の生徒たち3名と司会者が朗読する”スーホの白い馬“や、男子生徒と交流した”ホーミー“は話題をよびました。
“スーホの白い馬”は、演奏家の生音で奏でるBGMに乗って、スクリーンに物語の動画を流し、放送部のみなさんが朗読を熱演しました。
そばで聴いている私たちスタッフも、サビの部分、
“白馬は、ひどい傷をうけながら、走って、走って、走り続けて、大好きなスーホのところに帰ってきたのです。スーホは、歯を食いしばりながら、白馬に突き刺さっている矢を抜きました。傷口からは血が噴き出ていました。「白馬、僕の白馬、死なないでおくれ。死んじゃいやだ!」泣きながらスーホは、白馬に声をかけ、その体をいつまでも優しくなで続けました。でも白馬は弱り果てていました。息はだんだん細くなりなり、眼の光もだんだん消えて行きました。そして、大好きなスーホに会えて安心したのか次の日、スーホの祈りも届かず、白馬は死んでしまったのです”
では、思わず目頭を熱くしたものです。
男子生徒と交流した”ホーミー“では真剣な熱演があり、演奏家も舌を巻くような出来栄えでした。
圧巻だったのが、演奏家が日本で覚えた素敵な曲紹介で奏でた”糸“。
なんとイントロから口ずさみが館内に起こり、またたく間に大きな合唱となりました。
とてもすばらしい交流となりました。
音楽に国境はないということをあらためて実感した公演でもありましたよ。
楽しかった宮崎県立都城商業高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださり、開演前にご挨拶に伺ったO校長先生はじめ、ご担当のK先生や多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう、都城商業高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。
生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
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この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。それではまたお会いしましょう。
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