2014年05月16日

朝三暮四とは、目先の違いにこだわって、結果が
同じになることに気が付かないことのたとえ。
このことは、人の欲望を利用して言葉巧みに目先を
ごまかす際のテクニックとして使われることも多い。
春秋時代、宋の狙公は猿をたくさん飼っていた。
やがて狙公が貧しくなり、猿の餌代を節約しようと
思ったが、猿が怒ってなつかなくなると困ると思い、
なんとか猿をなだめる方法はないかと考えた。
そして「朝に三つ、夕方に四つトチの実の餌をやろ
う」と言うと、案の定、猿たちは怒りだした。
「それなら朝に四つ、夕方に三つにしよう」と言うと、
猿たちは大喜びしたという故事に基づく。
たとえばトチの実ならぬ「消費税を上げる」けど「給料も上げる」といわれれば?給料は上がったが、その分手当が減ったりして…。
別に会社批判ではありません。故事に基づく一般論です。一般論。
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