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芸術鑑賞会 嘉穂東高等学校のみなさん、ありがとう!

2022年11月15日

続いて11月2日(水)は福岡県立嘉穂東高等学校の芸術鑑賞だった。

会場は同校体育館。

演目は「中国文化芸術夢公演」。

コロナ禍で危惧された公演回数は、慎重を期して1日2回公演となった。

嘉穂東高校での中国文化芸術夢公演は今回で2回目。

初回は市内のコスモスコモンで開催された。

いまから6年前、平成28年(2016)年度のことである。

嘉穂東高校も、先日の八代東高校と同じく、生徒が一巡する3年後にまた再演しましょうとのお約束だったが、新型コロナウイルス禍の蔓延で行事予定に大幅な狂いが生じ、何とかやりましょうとのお言葉をいただいた昨年、またまたコロナ禍の再発生で延期を余儀なくされた公演だった。

それだけに、ご担当のA先生やN先生のご心労は察して余りあるものだったし、多くの学校の先生方がそうであるように、一つ、一つの行事の安全な遂行に、改めて心を配った3年間ではなかっただろうか。

このコロナ禍がこのまま終息しようと、形を変えて残ろうと、もう私たちは翻弄されない。

そんな決意で臨みたい公演でもあったのです。

“生徒たちが待ち望んでいるんですよ”。

予定通り開場して体育館に詰めかけてきた生徒のみなさんの、きらきらした瞳を見ながら、私たちは確信した。

全体指導をする先生方の瞳も穏やかに輝いている。

任せてください。

想像以上の公演結果を出してみせますから。

私たちはあらためて心で決意した。

余談ですが先日、福岡空港で修学旅行に赴くため、待機している某高校生たちと通りすがりに雑談した。

「どこ行くの?」

「関西、大阪、京都、奈良で~す。」

「そりゃいいね。何が楽しみ?」

「たこ焼き、奈良の大仏、清水寺、USJ!」

長いようで短い3年間。

後で振り返ればもっとも人生で濃い3年間を過ごす生徒のみなさんにとって、学習はもちろん、部活動や各種大会、文化祭や体育祭、修学旅行などは欠かせない諸行事だが、ようやく、普通に戻り始めている。

普通が一番。

当たり前が一番。

あらためてそう思ったものです。

さあ、開演しました。

お互いが心待ちにした芸術鑑賞の公演。

盛り上がらないはずがありません。

オープニングのダブル変面からギアは早くもトップに。

マスク越しながら、驚き大きく見開いた眼、笑い顔で横一線になる目、上目遣いにメッセージを見つめる目。

生徒のみなさんの表情は真剣そのものでした。

あっという間に過ぎた1回目105分の公演。

次は昼食、休憩後に2回目の公演。

高校の公演って面白いんですよ。

2回公演やると、1回目の公演内容が2回目の友だちに伝わるんですね。

2回目は、さらにメリハリ利いた鑑賞態度で、かつ盛り上がりがすごいんです。

おかげで出演者たちが、まあ張り切ること(笑)。

「もっと観たい」

「もっとやりたい」

そんな思いが充満する公演でした。

終演後、スタッフが生徒たちに言われたそうです。

「また観たいから来年も絶対来てください」

「先生にお願いして。私たちもまた来たいから」

「絶対先生にお願いしますから。また来て。来年も来て!」

「OK」

1回目と2回目のインターバルに、昼休み中の生徒のみなさんが入れ代わり立ち代わり楽屋のそばまで来てくれています。

楽屋は体育館の用具室を利用させていただいていますが、そこは体育館上手入口のすぐそば。

「あの演技の人に会いたいんです。グータッチしたい。」

「私はあの衣装の女性に会いた~い」

「OK。だったら、こちらへいらっしゃい。」

「わあ、いいんですか?でも昼休みに体育館に入るのは禁止なんです。」

「そう?ルールがある以上、じゃ、仕方ないな。」

「でも…、ね、ね、呼んでください。会いたいんです。」

こうして出演者と生徒のみなさんは、ここでもワアーワアー、キャーキャー、交流を続けた。

終演後、次の出発を急ぐ私たちを助け、生徒のみなさんは機材を率先して運んでくれた。

なんとまあ、頼もしく、スピーディーなこと。

あっという間に片付けが終わった。

出発する車を見送ってくれる生徒のみなさんの笑顔がまぶしい。

「ありがとう、お世話になりました。ありがとう!」

「再見!また来て!また来てよ!さよなら、グッバイ!」

こうして私たちは次の仕事に向け、先を急いだのでした。

楽しかった福岡県立嘉穂東高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のA先生やN先生をはじめ、多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう嘉穂東高等学校のみなさん!

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。

それではまた近いうちにお会いしましょう。

(完)

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