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芸術鑑賞会 鵬翔中学校・高等学校のみなさん、ありがとう!

2020年11月18日

11月16日(月)は宮崎市の名門私学・大淀学園鵬翔高等学校の芸術鑑賞、会場は宮崎市民文化ホール。

演目は「中国文化芸術夢公演」だった。

鵬翔中学校・高等学校では6年ぶりの公演となり、ご担当は前回と同じくH先生でした。

H先生は理知的でスマートな方。

6年前に

「素晴らしかった。中学生が卒業する6年後にまた是非採用したい」

とのお約束をいただいていた。

鵬翔高校はガムがもつ都市伝説”1%の奇跡“を体現した学校の一つでもある。

もともと宮崎に鵬翔サッカーありとして高名な同校だが、当時はなぜか対戦成績が低迷していた。

雑談でこの話題になり、

「この公演を観たら生徒が変わる。やる気が漲る。とてつもない良いことが起こる」

という営業社員の断言に、H先生は

「そこまで言うなら騙されてみよう(笑)。こんな作品はやったことないし、内容も悪くないし…」

と、いわば軽いノリで採用されたのではないか?

ところが、である。

翌年、鵬翔サッカーはみごと復活し、正月の全国大会に宮崎県代表として出場した。

しかし抽選の結果1回戦の相手は結局この大会で全国優勝した青森山田高校。

鵬翔高校は善戦むなしく敗退したが、強豪・青森山田相手に食い下がり挙げた得点は光るべきものがあった。

あれから6年。

H先生は笑っておられたが、私たちはひそかに、都市伝説”1%の奇跡“の再来を期待している。

さて、H先生との打ち合わせは主に電話を使い、一つひとつ積み上げるような作業だったが、ネックとなったのはやはり新型コロナウイルス。

出口の見えないこの厄介モノからいかに生徒たちの安全を図るか、すべての協議はそこに集中した。

そして徹底的に密を避ける手段を講じ、たとえば本番で生徒との交流を残念ながらすべてカット。

前日仕込み、当日2回公演にすることで懸案のゴーサインは出た。

公演当日、続々と宮崎市民文化ホールに集まってくる生徒たちの笑顔を見て、とくに新入学の中1や高1と思える生徒たちを見るにつけ、私たちは心の中でこうつぶやいた。

「お待たせしてゴメンね。入学式は簡素化、部活動もままならず、ある時は自宅学習…。友だちもできたような、できないような…。でもそんなキミたちの不安は今日からシャットアウト。

H先生はじめ多くの先生方が作ってくれたこの芸術鑑賞を機に、マスクの中で大いに笑い、歓声を上げ、感動してくれ。

楽しむんだよ、学校生活を」。

この公演には、内モンゴル自治区出身モンゴル族の馬頭琴演奏家を特別出演させた。

彼は来日して間もなく鵬翔高等学校の芸術鑑賞に出演している。

モンゴル族の伝統曲に加え、日本に来て覚えた好きなメロディーだという秋桜(コスモス)を当時は演奏した。

“草原のチェロ”馬頭琴で弾くコスモスは、生徒たちはもちろん先生方や、とくに女性事務職員の方々に評判をよんだらしい。

あれから6年。H先生とフランクな打ち合わせをした。

「ところで馬頭琴の演奏曲、それも日本の曲は何にしましょうか?」

本番で女性司会者が生徒たちに語りかけた。

「演奏家は来日して間もない6年前、鵬翔中学校・高学等学校の芸術鑑賞に出演させていただきました。みなさんの先輩方もこの馬頭琴の音色を鑑賞しているんですね。そこで今回は、まずは、馬頭琴の音色をじっくりお楽しみいただくために、あえて日本の曲を選んでみました。ご存じの方も多いかもしれません。中島みゆきさんの『糸』。そして、CMでもヒットした『また君に恋してる』。マスク越しですが、ご存じの方は、どうぞ口ずさんでいただいて構いませんよ。それでは以上2曲続けてお聴きください。」

馬頭琴の深く伸びやかな音色に乗って、さっそくマスク越しの生徒たちの歌声が、よせ来る波のように響いた。

♪縦の糸はあなた 横の糸は私……、

♪いつか風が 散らした花も 季節巡り 色をつけるよ……。

「コロナなんかに負けないよ。君も僕も一体となってガンバロウ。これからもよろしく。」

マスク越しとはいえ、さわやかな生徒たちの歌声は、まるで生徒同士がエールの交歓をしているように、私たちには思えた。

楽しかった鵬翔中学校・高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のH先生をはじめ、多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう鵬翔中学校・高等学校のみなさん!

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。

それではまたお会いしましょう。

“芸術鑑賞会 鵬翔中学校・高等学校のみなさん、ありがとう!” への2件のフィードバック

  1. 美咲 より:

    今日は来てくれてありがとうございました。ものすごく感動しました。この高校に入学してよかったです。みなさんもがんばってください。私もガンバります。

  2. 藤田雅幸 より:

    美咲さんへ
    コメントありがとうございます。コロナ禍であっても、生徒のみなさんに、何とか楽しい高校生活を送ってほしいと願う先生方のご配慮に感謝ですね。どうぞ充実した高校生活を送ってください。そしてお互いに頑張りましょう。

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