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芸術鑑賞会・曽於高校のみなさん、ありがとう!

2018年11月22日

そして11月14日(水)は鹿児島県立曽於高等学校の芸術鑑賞、演目は同じく「中国文化芸術夢公演」でした。

 

曽於高校では初めての公演となります。

曽於高校は開校4年目。

高校再編の一環として、曽於市内にある鹿児島県立財部高等学校、末吉高等学校、岩川高等学校の3校を統合し、末吉高校の敷地において2014年に開校した新しい高校です。

 

開校2年目だったでしょうか、当時ご担当のH先生と親しく意見交換させていただいたことがあります。

H先生は、

「ガムさんのコンセプトはいいね。そんな作品をやりたいんだよ。生徒に見せてやりたいよ。」

「ありがとうございます。じゃ、H先生、やりますか?」

「でも予算少ないよ。」

「う~ん、でも日程が調整できれば、予算にかかわらず、ウチはやりますよ。」

「もう少し待って、来年以降全学年がそろうから。そうしたらぜひ検討しよう。」

「了解です。」

 

そしてしばらく間が空き本年6月。

鹿屋工業高校、鹿屋高校と鹿屋市で公演が続くものですから、お隣の曽於市の曽於高校でも続けて開催させていただきたいとの思いで、あらためてご担当のH先生にご連絡を取ったところ、H先生は異動ですでに他校に転勤されていました。

新しいご担当はなんとU先生。

とてもフランクでご親切な先生ですが、それもそのはず、U先生は前任の鹿児島商業高校で弊社の作品をご採用いただいた当時ご担当の先生でした。

これまでのいきさつを語りあい、ニコニコ顔で対応してくださるU先生でしたが、問題は日程。

弊社は11月14日(水)と決めつけています。

苦笑いをされながら、しかしU先生は万難を排し、弊社の日程に合わせる努力をしてくださいました。

こうして大隅地区3高校連続公演となったのです。

これまで弊社が思い出に残る良い公演をしていたからこそ、U先生は無理を承知で受け入れてくださったのでしょう。

 

思えばU先生と、尊敬する鹿児島実業高校のY先生は大学の同期。

前任のH先生はU先生の後輩。

そのH先生は甲南高校へ赴任。

両校ともに弊社は公演でお世話になっている。

おそらく何かの折に、U先生はH先生に、

「ガムを呼んで君の希望をかなえたよ。」

とお伝えすることでしょう。

人のつながり、ご縁の大切さをあらためて感じました。

ところで曽於市の民話に「弥五郎ドン伝説」があります。

弥五郎ドンは宮崎と鹿児島に伝わる巨人伝説の主人公で、身の丈4mもあり

「山に腰掛けて海で顔を洗った」、

「足跡が谷や池になった」

などの逸話が残されています。

その出自については諸説あり、和銅3(710)年創建と伝わる的野正八幡宮では、大和朝廷に抵抗して征討された隼人民族の首領であったと伝えられています。

弥五郎ドンは質素な麻布の着物を着ていますが、年中薄着でも平気なことから、弥五郎ドン祭りでその着物に触れると1年間病気をしないといわれているそうです。

 

さて曽於高校のU先生は長身のいわゆるイケメンですが、心に熱いものを持っていらっしゃり、生徒のみなさんに敬愛されている、まるで、失礼ながら、現代の弥五郎ドンではないかな?そんなことを感じました。

実際、U先生との当日最終打合せで、

「当初の予定よりプログラムを増やして公演時間をノンストップで2時間やりたい」

との申し出に、

「いいですよ。ガムさんにお任せします。」

「したがって終演が伸びて、生徒のみなさんが手伝ってくれる機材の搬出開始時間も遅くなります。」

「いいですよ。調整はこちらでやっておきます。」

U先生からいただいているこの信用を維持するためにも良い公演をしなければならない。

私たちは心に命じました。

 

やがて開演。

曽於高校の生徒のみなさんに、この公演が諸手で歓迎されたことは言うまでもありません。

生徒のみなさんは深く感動してくれました。

そしてもう一つ、曽於高校の体育館舞台の緞帳の下手と、上手の掲示額にこう書いてありました。

「笑顔輝き 夢かなう 曽於高校」

(笑顔) 笑顔で人に接し、笑顔であいさつし、笑顔あふれる学校にしよう

(一所懸命) 何事にも真摯に一所懸命に努力しよう

(夢実現) 常に夢を抱き、夢を語り、夢実現に挑戦しよう

曽於高校は、新しく生まれた学校をみんなで盛り立てようという熱意が伝わるすてきな学校でした。

楽しかった曽於高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のU先生をはじめ、多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう曽於高等学校のみなさん!

 

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

 

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。

それではまたお会いしましょう。

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