定時制
2018年11月26日
熊本県立湧心館高等学校全日制のみなさんに引き続き、定時制のみなさんの感想文もいただきました。
昼間働き夜間学ぶみなさんの年齢は10代から50代まで。
思い起せば熊本大地震が発生した年に震源地の益城町の小さな小学校でボランティア公演、翌年は熊本支援学校、そして今年は定時制で学ぶみなさんとの交流がありました。
いつもは全日制の生徒のみなさんが公演の対象ですが、定時制で学ぶみなさんは、私たちにとって新鮮な印象でした。
感想文を拝見して、楽しかった、素晴らしかった、のお褒めの言葉の中に
「文化の違いを感じた」
「中国に興味を持った」
などの感想が散りばめられていましたし、
「自分も負けずに努力を続けたい」
「頑張って夢を達成したい」
という希望も書かれていました。
この日は昼夜にわたり1日2回公演で、宿舎の北九州市に帰り着いたのは午前0時を過ぎていましたが、出演者もスタッフも心が充実していました。
全日制であろうと定時制であろうと、そこで学ぶみなさんの意欲と目標に接することができ、なにより私たちを温かく迎えてくれた生徒のみなさんのご期待に応えることができた満足感からです。
こんな公演は大歓迎。
「また、やりましょう!」
力強くそう言ってくれた中国人俳優とがっちり握手したものでした。
打合せの段階から全日制ご担当のT先生と、定時制ご担当のI先生、お二人の女性の先生の連携がしっかり行われ、校長先生や教頭先生など多くの先生方がそれをバックアップしてくださいました。
湧心館高等学校の芸術鑑賞公演は、私たちにとって心に残る仕事の一つでした。
昼夜にわたっての2回も公演をなさるとは本当に頭が下がります。自分の高校の時も連日での公演だったのにまるで疲れを見せないかのようなあの圧巻のパフォーマンス。あのようなパフォーマンスはスタッフと出演者との連携によって成り立っていたんですね!二者の深い絆を感じさせられます!
人々を喜びへと導く素晴らしいお仕事ですね!これからもお身体に気をつけて頑張って下さい!
コメントありがとうございました。今回、全日制、定時制と1日2回公演をしたのは、3年前の熊本大地震のショックが心にあるからでした。震源地・益城町の子供たちが心の底から喜び、支援学校の皆さんが目を丸くし、定時制の皆さんも、もろ手を挙げて私たちを迎えてくれました。お金では買えない、やさしさや勇気、思いやりなどを、むしろ私たちがいただき共有しています。できる範囲でこれからもがんばって行きますので応援よろしくお願いいたします。