株式会社 雅夢

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プロダクションの限界!?…②

2017年01月26日

忸怩たる話をもう少し続ける。

 

それならばプロダクション的になんでも斡旋する、東京や大阪など大都市の業者が地方の仕事を受けるのには限界があるのか?

いやそうではない。

中には真面目に直接対応している業者もいるが、なんでも斡旋できるから作品が概して総花的だ。

いわば総合商社である。

それに対して弊社など、中国やアジアの作品にこだわっているのは専門店だといえよう。

要は、総花的、総合商社的であっても、何が得意で、何が不得手かはっきりさせることだ。

 

例として、東京に本社がある某演劇集団を挙げてみよう。

この会社はプロダクションを通さずに自前で活動している。

東京から11トントラックを走らせて、西日本と東日本にエリアを分けて作品を上演している。2016年、この会社が高校芸術鑑賞会を行ったのは7か月で154回、月平均22か所で公演を行っているのだ。

つまり土日を除き毎日公演を連続しているのだから、予算が安くても公演を受託せざるをえない。

私たちはこの会社の方針を尊敬する。

もしこの会社の劇団がプロダクションを通していれば予算的にもそうはいかないであろう。

 

要は、総合商社であろうと専門店であろうと、あたりまえのことを、あたりまえに、しっかり責任もって行うことである。

そして上演に際しては何を生徒のみなさんに伝えたいのか、明確なメッセージを持っているのか?ということであろう。

なぜなら人生でもっとも輝く高校生活は3年間しかないのだから。

高校生の夢と期待を潰さないでほしいと思う。

そんな話を先生とした。

「まったく、そうだよな。」

賛同してくださった先生の笑顔がうれしかった。

 

この話、明日も続けさせていただくとしょう。

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