芸術鑑賞会 玄洋高等学校のみなさん、ありがとう!
2021年12月18日
12月14日(火)は福岡県立玄洋高等学校の芸術鑑賞。
演目は「中国文化芸術夢公演」、やや収まったとはいえ折からの新型コロナウイルス禍を考慮して1日3回公演だった。
玄洋高校は、1983年(昭和58年)4月1日 開校の比較的若い公立高校。
福岡市の西部に位置し、玄界灘にも近く、かっては教育の一環として、レンコン掘りや地引き網の体験学習も行なっていたという。
それだけでアットホームな学校というイメージが広がるが、事実、生徒のみなさんは、礼儀正しく、とても明るく、爽やかだった。
ご担当のM先生とは、コロナ禍のこういう状況だからこそ生徒のみなさんを元気づける意味でもやりましょうとの思いは一致していたが、その後、繰り返す緊急事態宣言や蔓延防止対策で、いったい、開催するのか、しないのか、いや、開催しても大丈夫かに協議の主題は移ってしまった。
実際、学校も大変だ。
こういう事態に遭い、何が生徒にとって一番大切かを議論する先生方も大変。誰にも分らない終息時期をめぐり、M先生との細かい打ち合わせは棚上げされたままいたずらに時間だけが経過した。
ようやく協議が再開されたのは9月末をもって国の緊急事態宣言が解除された10月に入ってから。
それまでのM先生をはじめ他の先生方のご心労を思うと頭が下がる。
それだけに公演に際して私たちはご期待以上の成果を出さねばと気合が入った。
「お待たせしましたね。今日は腹の底から楽しんで。」
体育館に集まる生徒のみなさんをお迎えしながら私たちはつぶやいた。
成果は?もちろん手ごたえは大いにあった。
マスク越しながら、上気した生徒のみなさんのどよめきや拍手がそれを印象的に物語っていた。
生徒のみなさんは心の底に刻み込んだに違いない。
“たとえ失敗してもいいんだよ、やり直せばいいよ。恥ずかしくないよ。”
”夢は逃げない。逃げているのは自分じゃないの?”
”最後まで自分を応援してくれるのは、結局、自分自身”
それにしても今回はご担当のM先生はじめ、前日仕込みの段階からいろいろとお心遣いをいただいたM教頭先生や 多くの先生方にご支援いただいた。また、前日仕込みの段階から機材の搬入のお手伝いいただいた生徒会をはじめとする生徒たちが、搬出作業も率先してお手伝いしてくれた。
圧巻はいよいよ私たちが出発する際、その生徒たちが横一列になってお見送りの態勢をとったことである。
これには思わぬ感激。
すぐに車を停めドワを開けて生徒たちと交流したのが下のスナップである。
加油(頑張って)や再見(さよなら)や謝謝(ありがとう)、乱れ飛ぶ言葉の中に、再来(また来て)という単語もあった。
たぶん一生懸命中国語を覚えてきたのだろう。
嬉しい瞬間だった。
楽しかった玄洋高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のM先生をはじめ、多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう玄洋高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。
生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
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この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。
それではまたお会いしましょう。
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