芸術鑑賞会 博多女子高等学校のみなさん、ありがとう!
2024年11月25日
11月22日(金)は福岡市にある博多女子高等学校の芸術鑑賞、作品は4Fの講堂で開催した「モンゴルの風リサイタル」でした。
博多女子高校はJR吉塚駅徒歩3分の利便な地にあり、瀟洒な7階建ての女子高校らしい建物が威容を誇っていました。
愛称は博女(はくじょ)。
博多女子高校の特徴は日本の伝統文化を大切にする校風であることです。
近年のインバウンド効果もあり、世界中で日本の伝統文化(教育・芸術・生活様式など)の良さが認められていますが、同校はこの日本の伝統文化を大切に考え、教育の中に意識的に採り入れています。
日本の文化を大切にすることは、その文化のルーツや背景を探す旅となり、必然的にアジアへ目を向けることになるのでしょう。
身近なところでいえばNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」で主役を務める橋本環奈さんの出身校でもあり、セーラー服姿が人気の女子高校なのです。
ところでモンゴルと博多といえば、鎌倉時代中期の1274年・1281年に、モンゴル帝国(元朝)および属国の高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻、つまり元寇、蒙古襲来が思い出されます。
近隣の福岡県庁・東公園には元寇史料館があり、日蓮上人が当時の最高権力者・北条時頼に『立正安国論』を提出し、蒙古の襲来を予言したエピソードにちなんで、元寇の古戦場である東公園の敷地内に日蓮聖人の大きな立像があります。
もっとも今では元寇などという殺伐とした歴史より、博多で開催されている大相撲九州場所で活躍するモンゴル力士の姿の方がなじみ深いですよね。
そのモンゴルの音楽とはいったいどのようなものなのか、出演者の演奏位置を確認するスタッフも徐々に気合が入りリハーサルも熱を帯びてきました。
やがて定刻に入場した生徒のみなさんは興味津々で私たちを受け容れてくれました。②
公演では、生徒のみなさんが小学生の頃に習った「スーホの白い馬」を、女性司会者と放送部のみなさん3名がコラボしました。
放送部のみなさん、さすがにとてもお上手でしたよ。
問題は世界無形文化遺産に認定された「ホーミー」を聴かせるだけでなく、実際に体験してみましょうというコーナー。
ホーミーは、一人の人間が同時に2から3の音を出す発声法。
喉の構造から本来男性が行うものですが、たまに女性でもできる人がいますから、思い切ってサプライズで募集してみました。
さっそく舞台に上がってくれましたね2名の女生徒が。
私たちも、生徒のみなさんも興味津々。みごと、なんとか、できましたね。
これには大きな拍手が沸き起こりました。
中学校・高校を合わせ全校生徒929名(中学校の一学年はモニターで鑑賞)が講堂に集結した女子高校らしい華やかな公演でしたが、礼儀正しく明るい女生徒のみなさんの応援に、出演者は普段に増して張り切っていましたね。
フビライの蒙古軍でもなく、大相撲の力士たちでもなく、馬頭琴の演奏家が紡いだ博多の若い女性たちとの交流。
博多女子高校の生徒のみなさんは、時として、笑い合い、神妙になり、歓声をあげながら大きな拍手をくれました。
とても和気あいあいとしたよい公演でしたよ。
楽しかった博多女子高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったK校長先生やご担当のY先生、その他多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう、博多女子高校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。
この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。それではまたお会いしましょう。
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