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芸術鑑賞会 名護高等学校のみなさん、ありがとう!

2024年01月04日

令和5年最後の芸術鑑賞会は12月20日(水)、またまた空路沖縄に飛び、沖縄県立名護高等学校、並びに新設された名護高等学校附属桜中学校一期生の芸術鑑賞でした。

名護市は那覇空港から車で1時間30分くらいの沖縄本島北部地域にある中核都市。

名護から先はヤンバルの原野が広がる風光明媚なところに名護高校はあります。

すばらしい海岸線を有する名護市ですが、国と県が裁判沙汰を起こすほどに対立するあの辺野古基地問題で揺れる街でもあります。

この米軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画では「承認」と「撤回」で国と県が鋭く対立。

移設工事計画が長期化するのは間違いない中で、政府と沖縄県が一致している沖縄の基地負担軽減、とりわけ普天間基地の早期返還をどう進めるのか、日本国民全員が考えなければならない問題を抱えています。

思い返してみれば、この普天間飛行場の辺野古移設の工事を巡り、沖縄県の玉城知事は昨年9月スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれた人権理事会で、国内の米軍基地の70%が沖縄に集中し、普天間飛行場の辺野古移設の工事で埋め立てが進んでいると説明。

「沖縄での軍事力の増強は周辺地域の緊張を高める」と主張しました。

これに対して日本の政府担当者は「米軍基地は安全保障の必要性に基づくもの」などと説明。

日本政府という国家と沖縄県という自治体が、国連の場で争っているという現状、さらに昨年12月末、知事の不服を受けて国がなんと代執行を表明。

設計変更に伴う工事に着手するようになりました。

最高裁に上告した知事側が逆転勝利しない限り、移設工事は続くのです。

経費は当初見積もりの2.5倍以上となる、およそ9,300億円に上るとしています。

この移設事業の完了は12,3年先とか。

まさにエンドレスな様相を呈する国と県による前代未聞の係争を、高校生のみなさんはどう受け止めているのでしょうか。

集中する米軍基地を、私たち本土の人間は、沖縄に押し付けているのではないかという反省から考えなくてはなりません。

ではなぜ米軍基地が沖縄に集中しているのでしょうか?

地政学的な位置づけの問題だけでしょうか?

近年はとりわけ、中国の覇権主義的な行動が盛んに報道され、中国の台湾進攻や尖閣諸島奪還計画などキナ臭い予測も流れます。

ほんとにそうでしょうか?

とくに若い感性を育てなくてはいけない高校生の時期に、一方的な側面だけの判断を求めていいのでしょうか?

国家体制の違いもあり、私たちでさえ、マスコミ報道をうのみにし、中国の高飛車な?な発言に、いい加減にしろよと、時に辟易することもありますが、その思考も、ある側面だけをみての反応ではないでしょうか。

アメリカはもちろんのこと、沖縄との縁が深い中国の文化や歴史や生活様式を学び直す手段として、私たちの「中国文化芸術夢公演」を鑑賞した若い高校生たちが、国際交流、とりわけ日中友好について考えるヒントになれば本望だ。

今年最後の芸術鑑賞公演が名護の地であったことは、私たちが沖縄の地に寄せる熱い思いと深くリンクしている。

そう考えながら私たちは開演準備を始めました。

演目はもちろん「中国文化芸術夢公演」。

会場は名護市民会館でした。

文武両道を掲げる名護高校の今年の部活動は快挙が2つありました。

1つは第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会、2つ目は第102回全国高等学校サッカー選手権大会に、沖縄県代表としてそれぞれ全国大会出場を果たしたことです。

ガムの都市伝説?”1%の奇跡!?“を待たずしての快挙でした。

まずはラグビー部。

初戦で福島県代表・学法福島高校を46:14で撃破、次は徳島県代表・城東高校を38:21で下し2連勝しました。

3回戦の相手は、三重県代表:朝明高校を、なんと71:0で圧倒した前回大会王者の福岡県代表:東福岡高校でした。

弊社地元の、それも今大会Aシード優勝候補筆頭との対戦です。

さて名護高校はいかに戦うのか?

1月1日対戦の結果は、強豪東福岡高校を相手に名護高校は59:0で散りました。

壁は厚かったし完敗でしたが、ところどころ東福岡を本気にさせたシーンもありました。

ベスト8入りは夢と散りましたが後輩に託す課題を見つけた実りある大会でもありました。

善戦しながら秋田県代表・明桜高校に2:0で敗れたサッカー部も同じく、この悔しさと気づいた課題を収穫とし、堂々と沖縄へ凱旋しましょう。

というわけで、結果は判明しましたが、名護高校の各選手はじめ応援した生徒のみなさんは、いかに目の前の壁を打ち破るかのヒントに気づいたことでしょう。

かのスティーブ・ジョブスは言いました。

「成功(勝利)と失敗(敗退)の一番の違いは途中で諦めるかどうか」であると。

さて名護市民会館での公演は、私たちにとってはあたりまえのことですが、やはりオープニングから大いに盛り上がりましたよ。

生徒のみなさんが、いかにこの芸術鑑賞を楽しみにしていてくれたか、ひしひしと感じる公演でもありました。

本公演のメッセージである、

「失敗してもいいさ。恥ずかしくないよ。むしろ失敗をクリアしないで避けるほうが恥ずかしいよ。繰り返しチャレンジすれば、必ずできるようになる。」

「家族も、友だちも、先生も、みんなが君を応援している。でも最後まで君を応援するのは、だれ?結局、君自身なんだよな。」

だから、わかったでしょ?”夢”は逃げないんだよ。

夢から逃げているのは…、自分じゃないの?

名護高校のみなさんは大いにうなずき、賛同してくれたと思いますね。

やがてプログラムはラストの演目を迎え、一体化した会場は大いに盛り上がりフェードアウトを迎えました。

緞帳が下りて、謝辞、花束を担当した生徒代表と恒例の記念撮影。

もちろんポーズは沖縄オリジナルのシーサーポーズ。

平和を脅かす輩は許さないぞ!

こうして令和5年最後の芸術鑑賞は無事に終了しました。

出演者はもちろん、スタッフのみなさんも、弊社のこだわりを理解しよくがんばりました。

ご褒美ではないですが、主要なスタッフ5名は、前日に”美ら海水族館”で息抜きをしました。

巨大なマンタや人懐っこいマナティが出迎えてくれ、ジンベイザメの優雅な泳ぎに癒されました。

ジンベイザメから云われたような気がしましたね。

「また来いよ、沖縄を忘れるな、しっかり頑張れよ!」

楽しかった沖縄県立名護高等学校、ならびに名護高等学校附属桜中学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のT先生や前任のO先生やその他多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう、名護高等学校、ならびに名護高等学校附属桜中学校のみなさん!

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。それではまたお会いしましょう。

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