芸術鑑賞会・三潴高校のみなさん、ありがとう!
2018年06月11日
去る6月7日(木)。
梅雨晴れに恵まれたこの日は、福岡県立三潴高等学校の芸術鑑賞でした。
三潴高校は大正12年3月創立から95周年を迎える元気で明るく活気あふれる学校です。
久留米市の西南部、筑後川沿いに位置し、豊かな田園風景に恵まれて、「至誠・節義・剛健」の校訓のもと、「チーム三潴、スポーツの三潴、オンリー三潴」を合い言葉に教育活動を行っています。
チーム三潴とは、生徒と教職員や保護者が目標達成に向けて一緒に戦う環境。
スポーツの三潴とは、7名ものオリンピック選手を輩出したたぐいまれな環境。
オンリー三潴とは、三潴高校でしか学べない、体験できない教育環境を誇る、生徒たちにとって魅力溢れるスローガンのことです。
三潴高校の運動部の活動を見ると、サッカー部、野球部、陸上部、バレーボール部、バスケットボール部、カヌー部、水泳部、ソフトボール部、バドミントン部、卓球部、テニス部、剣道部と多士済々。
その中でカヌー部は、愛媛国体カヌースプリント競技で上位入賞、高校総体男子総合5位。
水泳部はインターハイ九州大会で準優勝。
女子ソフトボール部は九州大会でベスト4の実績を残しています。
また文化部も大活躍で、とくに和太鼓部「白獅」は県下でも有名ですし、調理部の”ミズマドレーヌ”は美味しくて評判を呼んでいます。
さて運動部は各大会で勝敗の結果が判りますが、先生方のご指導と生徒のみなさんの努力に、スポーツの三潴の伝統とプライドが相乗効果を生み、いわば各部の目標は「あと少し」まで近づいているんではないでしょうか。
そのあと少しの壁を突き破るために、例の”都市伝説!?”が作用すれば、嬉しいですね。
さてその三潴高校の芸術鑑賞、会場は城島総合文化センター(インガットホール)。
作品は「中国文化芸術夢公演」でした。
ご担当のN先生は実にさわやかでとても信頼のおける先生。
野球部の監督を務めていらっしゃいます。
いわゆる弊社の”都市伝説!?”に苦笑いされながらもご納得され、それなら野球部に中国獅子舞をさせようと構想が弾みました。
当日は選抜した野球部員の二人もスタンバイOK、私たちはすべての準備を終えて生徒のみなさんの入場を待ちました。
やがて期待に胸膨らませ、キラキラした瞳の生徒のみなさんが入場してきました。
「これから『チーム雅夢の夢舞台』をお見せするからね。みなさん楽しんで!」
出演者もスタッフも張り切っています。
さあ、開演です。
オープニングの中国獅子舞。
野球部キャプテンのM君とエースピッチャーのH君の二人は熱演しました。
初めての演技、不安いっぱいだったでしょう。
でもやり遂げた満足感と、全校生徒、友達が喜んで拍手をくれた瞬間は誇らしかったでしょう。
そうなんですね。
野球部員の二人は感じてくれています。
努力の成果は拍手に表れると。
がんばった自分を誉める自分自身の拍手とともに、がんばれば、家族、友達、先生が心から拍手してくれる。
だから自分自身のためだけでなく、みんなのためにもがんばるんだ。
舞台の両袖にあったでしょ?
“One for All, All for one”
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。
今後の三潴高校野球部をはじめ、各部のみなさんの活躍に期待です。
ところで会場は早くもヒートアップ。
驚きの演技にどよめきが沸き、迫真の演技に応援の拍手が、そしてコミカルな演技に笑いが巻き起こりました。
もはや出演者と会場の生徒たちは一体化しています。
こんな場合はどうしても公演時間がオーバーしがち。
そこで舞台監督や司会者と協議し、後半は秘かに”まき”を入れましたが、それでも10分オーバーの120分公演となりました。
終演後、ご担当のN先生にお詫びしましたが、N先生は笑顔で
「大丈夫ですよ。とてもよかったです」
と許してくださいました。
思えば開演前、わざわざご挨拶にお見えになった、S校長先生やY教頭先生が満面の笑みでおっしゃられた
「今日は生徒がとても楽しみにしています。よろしくお願いいたします」
とのご丁寧なお言葉が”発火点”かもしれません。
なんの発火点かというと、”笑顔”ですよ。
生徒のみなさんも先生方も、そして出演者もスタッフも、みんなが笑顔になり、会場全体が大きな笑顔と感動に包まれた芸術鑑賞公演でした。
やがてフィナーレ。
全校生徒を代表して謝辞と花束贈呈が生徒会長と副会長からありました。
とくに生徒会長の謝辞で
「……、中国のことをもっと知りたいと思いました…。」
との言葉が胸を打ちました。
そうですよね。
日本と中国、ともに政治・経済は大いに切磋琢磨して結構。
ただしお互いの文化や芸術や生活様式は理解し、尊重しなければなりません。
中国のことをもっと知るために友人をたくさん作りましょう。
もう一つ感心したことがありました。
それは終演後に美化委員?のみなさんと思いますが、箒や塵取りを手にして会場内や舞台や楽屋まで掃除をしてくれたことです。
長い公演活動でも、いわばお客様である生徒のみなさんが、会場の掃除に来るなんてことはあまりありません。
これも「オンリー三潴」なんだと感心しました。
それにしても三潴高校の生徒のみなさんの心は素直で純粋です。
どうぞこれを機会に「夢を信じて」「心にスイッチ」を再点灯してください。 みなさんの前途は大きく開けていますよ。
楽しかった三潴高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のN先生や、ご丁寧にご挨拶を頂戴したS校長先生やY教頭先生をはじめ、多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう三潴高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。
生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。
それではまたお会いしましょう。
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