芸術鑑賞会・八代東高等学校のみなさん、ありがとう!
2017年10月30日
熊本県立熊本支援学校の翌日10月25日(水)は、熊本県立八代東高等学校の芸術鑑賞でした。
八代東高等学校では5年ぶり2回目の公演です。
電話でのご連絡は2月だったでしょうか。
「今年は中国雑技を検討している。5年前の中国雑技が好評だったと聞いているから…。」
当時ご担当のY先生とはそんなやりとりでした。
「ええっ?聞いてないですよ。」
まるで某芸人グループの決まり文句じゃないですが、受話器を握り、そんな素っ頓狂な反応を示したのでしょう。
Y先生は電話口で笑っていらっしゃいました。
さらに同業他社からすでに2,3見積書も来ているとか…。
なるほど。
「まずは、ちょっと待ってください。」
そこから商談が始まったのです。
Y先生はご存じありませんでした。
5年前好評だった中国雑技の公演を承ったのが、実は弊社であったということを。
つぎに、生徒数の減少により、公演代金が少なくなっており、それに対応できることを条件に探しているとのことでした。
そして、実際に連絡があり、資料を郵送したり、八代まで営業に来た会社を主に考えているとのことでした。
つまり学校側の条件を満たしてくれる真面目な業者を選考する、至極あたりまえの方針でした。
それに対し、弊社とY先生との電話やりとりは今回が初めて。
つまりこれはまた弊社の営業ミス、明らかに怠慢だったのです。
まったく、ご採用いただいてから5年も経つのに、季節のご挨拶はおろか再営業のお電話もしないなんて…。
なんという不作法でしょうか。
ただ救いがあったとすれば、5年前好評だった公演を受託したのが弊社だったということ。
それを他の先生が憶えていらっしゃったということ。
というわけで、一連の非を丁寧にお詫びして、改めて「選考レース」の末席に加えていただいたという次第でした。
ただ”後出しじゃんけん”のような商談は、何かと不利な点もありますが、よい点もあります。それは先行の同業他者の”手の内”がわかるということ。
たとえば営業マンは、商談成功を勝ち取る点のみに集中してつい過大な約束をしがちです。
実際はできないことをできると言ったりするかもしれません。
蓋を開けてみればこんなものだったかと落胆を与えるようなこともあるようです。
それを見抜くのがご担当の先生方。
したがって、
「ウソはつかない。あたりまえのことを、あたりまえに上演して、生徒のみなさんの心にメッセージを残し、喜んでいただく…。」
こういう弊社の方針が徐々にY先生の心に浸透していったのでしょう。
おかげさまで最終的に弊社が指名されました。
その後4月の人事異動でY先生は転勤されましたが、後任のM先生への引継ぎも含め完璧に対応してくださいました。
もちろん後任のM先生は万全の信頼を弊社に与えてくださいました。
八代東高等学校は、今年創立66周年を数える県南の名門校。
校訓は、
《向学》 生徒一人ひとりが志高く、何事にもやる気を持って、前向きに広く 学ぶ
《敬愛》 誠実で、他人を思いやるという気持ちを広く深く持ち、誰とでも仲 良くできる心やさしく、周りの人から信頼される
《礼節》 商業教育によって培われるビジネスマナーや、スポーツ競技を通じて身に付けたフェアプレーの態度を、日々の生活全般において実践できる
さて 八代東高等学校芸術鑑賞会
「中国文化芸術夢公演」は八代ハーモニーホールで開催されました。
このホールは以前八代市主催の一般公演などで利用させていただいたことがあり、同じく市内にある厚生会館と比べてキャパシティーは狭いのですが、とても利用しやすく使い勝手の良い会場です。
さて生徒のみなさんが会場入りしてきました。
みんなウキウキした表情を浮かべています。
先輩や先生方に聞いたのでしょう。
今年の芸術鑑賞は5年ぶりの中国雑技だと。
もちろん生徒のみなさんの期待を上回るよう、私たちの準備は万全です。
やがてプログラムの進行につれ、会場は拍手と歓声に包まれました。
スタッフの照明さんや音響さんもノリノリで出演者の演技をサポートします。
「あれー、もう終わるの?まだ観たいのに…」。
そんな声が聞こえるような大盛況の公演でした。
終演後、S校長先生がご挨拶にお見えになり、とても高い評価を頂戴しました。
またS校長先生は、前任地であった熊本市内にある熊本商業高校で弊社の公演を鑑賞されたそうです。
「素晴らしかったですよ。ぜひまたよろしく。」
とのお言葉をいただきました。
もちろんご担当のM先生からは満面の笑顔で過大な評価をいただきました。
「ウソはつかない。あたりまえのことを、あたりまえに上演して、生徒のみなさんの心にメッセージを残し、喜んでいただく…。」
こういう弊社の方針が、また認められた公演でした。
嬉しい思いを胸に、明日開催の北九州市を目指して、私たちは秋空の八代市を後にしました。
その車内では、フィナーレで謝辞に引き続き、いただいた市内有名菓舗と学校がコラボした”どら焼き”が大好評。
八代特産のイグサ粉末を練りこんだその味に、出演者やスタッフは大満足でパクついていました。
ところでこの原稿を書いている最中、八代東高校から手紙が届きました。
開封したところ、前述のS校長先生からでした。
拝読して、S校長先生の心温まる的確な感想の一つ、ひとつがとても心に響きました。
もったいないお言葉ばかりで身に余る光栄とはこのことを言うのでしょう。
「ガムさん、御社の方針は正しい。もっと、もっと、頑張ってください!」
そのお手紙は、そのように叱咤激励するものだったと私たちは受け留めています。
S校長先生、ありがとうございました。
楽しかった八代東高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のM先生や前任のY先生、そしてS校長先生や多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう八代東高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。
生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。
それではまたお会いしましょう。
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