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芸術鑑賞・真和志高校のみなさん、ありがとう!

2016年12月13日

「寒くなってきましたね。暖かいところへ行きたいですね。」

「行くかい?沖縄、全員で。」

「行きます。ぜったい行きます!」

こんな会話が発端となり、12月6日福岡空港から那覇空港へ、私たちは飛んだ。

もちろん仕事なんですが、社員旅行を兼ねたといわれても仕方ない。

到着した那覇空港から外へ出ると「メンソーレ」。

確かに南国特有の優しい風が吹いていました。

今日から私たちはヤマトンチューからウチナンチューへ。

沖縄、いや束の間の琉球人になるのです。

 

私たちが沖縄にあこがれる気持ちを表現すれば、それは「ナンクルナイサー」。

この言葉に尽きます。

何をあくせくしているんだい。

もっと心を広く、ゆったりと過ごそうよ…。

頑張っても、頑張っても、結果が出ないこともある、でも精一杯やるだけやったのならいいじゃないか。

くよくよ不安でいるよりも、笑顔で笑い飛ばそうよ。

挫けずに正しい道を歩む努力を続けていれば、いつかきっと報われて良い日がやって来るさ。

つまり「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」さ。

ほら、中国のことわざにあるだろう? 「人事を尽くして天命を待つ」だよ。

ナンクルナイサー、実によい言葉ですね。

 

さて沖縄での芸術鑑賞は12月7日、那覇市にある県立真和志高等学校の体育館で開催されました。

演目は「モンゴル馬頭琴と中国雑技」。

真和志高校の生徒のみなさんに、雄大なモンゴル大草原の風の音色をお贈りしたかったし、中国雑技のチャンピオン技を目の前でお見せしたかったのです。

今回出演した馬頭琴奏者は、おそらくいま日本で活躍するモンゴル人の中で若手ナンバーワンの実力者。

そして中国雑技は世界大会のグランプリを始め、数々の栄誉に輝くスーパースターをそろえました。

開演すると、生徒のみなさんは徐々に燃えましたね、とても喜んでいただくことができました。

ところで馬頭琴演奏では「スーホの白い馬」をプログラムに採り入れ、女性司会者と真和志高校放送部の皆さんとのコラボが実現しました。

BGMはもちろん馬頭琴の生演奏。

「ボクの愛する白馬、死んじゃいやだ!」

少年スーホと白馬の交流物語は生徒のみなさんの心に深く刻まれたようです。

 

真和志高校の教育目標は、自己の将来の進路について、自分で考え、自分で判断し、自分の責任で選択できるとともに、他者を尊重し、思いやりのある生徒を育成する、とあります。

沖縄県の全日制高校としては唯一指定された制服がなく、全日制普通科としては唯一単位制を採用しています。

つまり自由と責任を重んじる校風なんですね。

私たちが沖縄に抱くイメージと同じように、責任は果たすが、あくまで自由でいたい。

「ナンクルナイサー」。

真和志高校はある意味で私たちのあこがれの学校でもありました。

 

楽しかった真和志高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のM先生や前任のA先生、ならびに多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう真和志高校のみなさん!

 

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。 生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

それではまたお会いしましょう。

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