静かな格闘技・カーリング
2014年02月14日
ソチ五輪は佳境を迎えているが、時として大げさな
実況アナウンスや解説に閉口する場合もある。ラジオ
と違い、テレビは見ていれば動作が分かるのだから、
そんなに大げさに叫ばなくてもと、天の邪鬼の身と
しては思ったりするのだが、中には大げさな実況アナ
ウンスはなく、解説も理詰めであり、なるほどと感心
するスポーツがある。それがカーリングだ。
カーリングは15世紀スコットランドが発祥という。おそらく氷上に平らな石を転がす遊びから進化したのだろう。正式な五輪種目となったのは長野五輪かららしい。
カーリングは4人ずつ2チームで行われ、目標とする円をめがけて各チームが交互に8回ずつ石を氷上に滑らせる。石を円の中心により近づけたチームが得点を得る。これを10回繰り返し、総得点で勝敗を競う。高度な戦略が必要とされるウィンタースポーツなんだそうだ。
先日テレビで日本とロシアの対戦をじっくり見た。
よくルールがわからないが、むかし遊んだ「おはじき」の
ような、あるいは「ボーリング」のような「ビリヤード」
のような「チェス」のような、たぶん「深い読みと計算」
をしないと勝てないスポーツなんだろう。静かで緻密な
格闘技のようだ。
日本の小笠原選手や船山選手の集中力は半端じゃなかった。おそらくゲームが終わるとどっと疲れが出てくるのではないか?吉田選手も苫米地選手も目がランランと輝いている。とても美しいと思った。さあ日本はどこまで勝ち続けるだろうか。20日が決勝だとか。ぜひとも勝ち上がってほしいな。
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