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芸術鑑賞会 北筑高等学校のみなさん、ありがとう!

2023年07月07日

7月6日(木)は福岡県立北筑高等学校の芸術鑑賞。

会場は同校体育館。

演目は「中国文化芸術夢公演」でした。

北筑高校は北九州市の西部に位置する名門校。

輩出した名だたる卒業生の中、なんといってもWBCで活躍したプロ野球 横浜DeNAベイスターズの今永投手が思い浮かびます。

各国代表の強豪バッターを相手に真っ向から投げ込んだストレートが印象に残る、いさぎよい投球でしたね。

そして北筑高校といえば、福岡県下でも9高校しかない英語科専攻コースがあることで知られています。北筑高校の英語科は北九州地区唯一。

ALT を2名配置し、英語科独自の専門科目の授業・行事で、高いレベルの総合的な英語力を養成し、異文化理解を深めているのです。

なかでも楽しみな修学旅行はカナダ、アメリカ方面とか。

大いに国際交流のすばらしさを体験していることでしょう。

さて、芸術鑑賞「中国文化芸術夢公演」。

今年は日中平和友条好約締結45周年の佳節でもあり、私どもも格別の感慨をもって上演させていただきました。

思えば、日本の田中角栄首相、大平正芳外相と、中国の周恩来総理と姫鵬飛外相との間で日中国交正常化がなされたのが1972年9月27日。

それから6年後の1978年8月12日。“

反覇権条項”などでもめた交渉も、日本の福田赳夫首相、園田直外相と、復権した鄧小平副総理、黄華外相の尽力で日中平和友好条約が締結されたのです。

平和友好条約とは、日中両国が国交を正常化した真意を忘れず、主権や領土の相互尊重、相互不可侵、相互内政の不干渉はもちろん、他国に対する反覇権を謳い、両国の経済的、文化的関係の一層の発展をともに図り、友好交流をさらに高めることを約束したことです。

国家であろうと、人間個人であろうと、約束したことは守るのが原則ですが締結して45年。国際間の政治問題となると、昨今はそうもいかないらしい。

私たちは思います。

政治・経済・外交・防衛、国益のためには大いにもめて結構。

儲けたり、損したり、勝ったり、負けたり、やきもち焼いたり、逆に訓えをこいたり、互いに切磋琢磨しようじゃないか。

ただし、その対極にある文化や歴史や芸能・芸術は、互いに尊重しようじゃないか。

まず相手を友好的に理解し尊重しなければ相手の本質は見えてこない。

友人の悩みを自分の悩みとして共有することで友情は深まるのだから。

私たちはそう思っています。

話が脱線気味になってきましたが、脱線ついでに、日中平和友好条約締結時の首相・福田赳夫氏のご子息が、のちに首相を務めた福田康夫氏。

今は日中友好関係の重鎮として活躍しておられます。

そのご子息が福田達夫氏。若手国会議員のリーダーとして、これから頭角を現すでしょう。

日中ともにいう

「飲水思源→水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れるな」を信じて実践していただきたいものです。

ということで本題に戻りましょう。

北筑高校芸術鑑賞会「中国文化芸術夢公演」。

大いに盛り上がりましたよ。

7月6日当日は梅雨の真っ最中というのになんと奇跡的な青空。

午前中の開演ということもあり割合と涼しい体育館でした。

開演前は全校集会でしたが、それも早く終了し、みなさん、開演を今か今かと待ち望んでいます。

ご担当の先生と急遽協議し開演を15分早めました。

さあ、開演。

オープニングから歓声やどよめき、拍手の嵐が…。

みなさん、待っていたんですね、この一体感。

終演後、前列に居た3年生と出演者で記念の集合写真を撮りました。

3年生にとってはコロナ禍で中止が続いた芸術鑑賞会、高校生活初めての体験だったのです。

この体験を契機に、生徒のみなさんには、まず図書館に行ってもらいたいですね。

自分の目で確かめ学んだ日中の歴史、文化の変遷ほど確かなものはありませんから。

楽しかった福岡県立北筑高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださり、開演前にご丁寧なご挨拶を頂戴したI校長先生はじめ、ご担当のI先生やM先生や多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう、北筑高等学校のみなさん!

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。

それではまたお会いしましょう。

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