大阪市立塩草立葉小学校のみなさん、ありがとう!
2021年10月07日
2021年10月7日
10月6日(水)は大阪市浪速区にある塩草立葉小学校の演劇鑑賞だった。
最初にお電話いただいたのはF先生。
「HPその他で貴社のことを拝見しました。予算厳しいのですが、やってくれますか?」
小学校といえば、弊社は福岡県内の10小学校合同芸術鑑賞公演以外、熊本地震被害を受けた小学校のボランティアしか行ったことがない。
お断りするつもりだったが、F先生も、次のK先生も、とても熱心に要請してくださった。
「こういうコロナ禍の時期だから児童を2組に分け、体育館で公演時間は各60分、念のため1日2回公演を考えている。子どもたちに元気を与えたい。60分のうち半分は中国の講話で構わない。雑技の演目は2,3しかできなくてもOKです。とにかく子どもたちを元気づけ喜ばせるものをやりたい。支払いについては規定にのっとり大阪市教育委員会との契約となりますから…。」
「1,2日、お時間をください。調整してみますので…。」
その後信頼する在日中国人一座に連絡。
詳細を説明、話を詰めた。
講話で30分なんてとんでもない。
小学生相手に何を話すというのか?
まして在日中国人だから言葉に不安もある。
やるなら雑技の技のオンパレードで披露するしかないと、私たちは思う。
それにしては予算が厳しい。
いかがですか?やりますか?➡あなたがやれといえば、やりますよ。
それにPAスタッフやMCは予算的に弊社から派遣できない。
それでもできますか?
基本的なスピーカーや機材は自分たちが持っている。
仕込みも自分たちでできる。全部自分たちでやりますよ。➡受託しましょう。やりますよ!
交通費や宿泊費や飲食費はすべて一座の負担となります。弊社は負担できません。それでもやりますか?➡分かってますよ。やりますよ!
OK!それでは開演までの諸交渉はすべて弊社が責任もって対応します。
日本の大阪の子どもたちのために、ここはやるとしましょう。➡OK、そうしましょう!
こうして大阪市立塩草立葉小学校の演劇鑑賞「中国文化芸術夢公演」は開催された。
巷間漏れ聞く他業者のように、小学生相手だし、お話30分~40分、演技少しという内容ではない。
ほぼ演技ばかり7~8演目のオンパレードでスピーディーなプログラムを作成し、まずは児童たちの度肝を抜き、感動をもたらす構成にした。
子どもたちはこの公演を観て、
「中国雑技ってすごい。これからも苦しくてもがんばろう。コロナに負けないぞ。先生、ありがとう。」
マスク越しに思ったはずだ。
夕刻、一座から無事終演した報告受けて、小学校へ御礼の電話をした。
「素晴らしかった。子供たちがとても喜びました。ありがとうございました。」
と話してくださったK先生をはじめ、多くの先生方のご感想が、また私たちの仕事の励みとなった。
コロナ禍で苦しむ子どもたちにせめてもの喜びを。
先生方と私たちの心が一つになった嬉しい仕事だった。
これもまた日中友好運動なのである。
それにしても一座のみなさん、お疲れ様。
君たちもよく頑張った。
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