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芸術鑑賞会・倉敷高等学校のみなさん、ありがとう!

2017年11月27日

11月10日(金)は、岡山県倉敷市にある倉敷高等学校の芸術鑑賞公演でした。

今年倉敷では、倉敷工業高校に続き2回目の公演となります。

会場は倉敷市民会館。演目は「アジアン芸術夢公演」でした。

 

倉敷高校は、生徒一人ひとりのもつ力を最大限に引き出し、多様な進路実現に応える学校として有名ですが、とくに「朝学」はユニークです。

基礎学力の充実を図るため、集中力の高い朝を利用してホームルーム後の午前8時50分から15分間を「朝学」の時間として、毎朝教員2人体制で実施しています。

主要科目である国語・数学・英語は、ワークブックと確認テストを週替わりで行っています。

さらに、「1分間スピーチ」の週では、テーマを設定してクラス全員が発表。

話し手は事前に発表原稿をまとめ、聞き手は「聞き取り評価シート」に記入します。

この取り組みは秋の「校内弁論大会」へとつながり、一人ひとりの自信となります。

朝学全体で基礎学力・文章力・発表力の向上が生徒自身に実感できるよう工夫されているのです。

このように学習能力を向上させる取り組みのほか、同校は部活動も活発です。

記憶に新しいところでは倉敷高校の陸上部が、第67回全国高校男子駅伝に出場し、2時間2分34秒で悲願の優勝を果たしたことでしょう。

2位を40秒以上引き離す素晴らしい都大路の走りでした。

「仲間を信じたことで、自分たちの走りを貫くことができた」

のコメントが、辛い練習を乗り越え、監督、コーチ、選手が一丸となって夢を実らせた理由でした。

また陸上部は11月5日(日)全国高校駅伝岡山県予選で優勝し、岡山県代表として今年で40回連続出場という大記録を刻みました。

また剣道部は全国大会優勝の経験あり。

レスリング部は個人・団体共に県大会の常連で、野球部などとともに強豪校に指定されています。

もちろん文化部では吹奏楽部やダンス同好会など実力派ぞろいなのです。

さて肝心の芸術鑑賞公演ですが、仕込み作業やリハーサルも急ピッチで進めて万全の体制をとり、生徒のみなさんの入場を待ちました。

アジア4か国アーティストの音楽ということで、生徒のみなさんは興味津々。

いろんな楽器、いろんな音色に感動されたと思いますが、とくに韓国のチャン グゥの合奏に目を丸くしていたようです。

独奏でも難しいチャングゥを男女二 人が、それも息もぴったり演奏するなんて信じられなかったかもしれません。

チャングゥは、皮が薄く高音の方を細い竹の撥で叩き、低音の方は、竹の根の 撥で叩きます。

三国時代より「細腰鼓」の存在が確認され、現在は農楽をはじめ、宮廷音楽から器楽伴奏、民謡、巫楽(シャーマン・ミュージック)等、ほ とんどすべての韓国音楽に使われ、全体をリードする楽器で、音は雨、形は人 間を表わしているのです。

鑑賞した倉敷高校の生徒のみなさんに、チャングゥが呼び寄せた天の神が舞い 降り、幸運がもたらされるかもしれませんね。

そしてラストの「アジアンビーツ」に引き続いた「ランバダパーティー」。

もちろん、生徒のみなさんも、先生方も、出演者も、司会者も、楽しく盛り上 がりましたよ。

とくに今回から女性司会者Mの発案による振り付けが加わり、 すばらしい仕上がりとなりました。

公演当日楽屋で

「振り付けできた?」

と訊いたら、

「こんな感じでどうですか?」

と彼女は答え、

「ちょっとやってみて」

に、照れながら応えました。

それは驚 くほどに完璧でした。

おそらく彼女は何度も何度も修正し、この振り付けを考えたに違いありません。

彼女を突き動かしたもの、それはこの公演を意義ある 楽しいものにしたいというMCとしてのプライドと、”Asia is One”(アジア は一つ)という作品コンセプトの体現だったと思います。

 

彼女の先導でステージに駆け上がってくれた生徒のみなさんや、起立して客席 周辺で踊る生徒のみなさんや先生方全員が笑顔、笑顔。もちろん、出演者も袖 にいるスタッフもみんな笑顔です。

笑顔の中で、このランバダパーティーのテ ーマである、”自由に、形なんて、踊り方なんてないんだ、あくまで自由に、 ワン、ツゥー、スリー、フォー!” いやはや楽しかったですね。

倉敷高校の生徒のみなさんは、アジアの音楽を聴いて、体験して、一緒に踊って、ほら、どこか懐かしいようなメロディーや、斬新なビートにびっくりしたでしょう。

アジアの音楽はアジアに住む私たちの遺伝子にすっかり組み込まれているのです。

つまり、あなたも私も同じアジア民族なんですよ。

地理的に日本と近いから、時には悪い噂をしたり、ヤキモチ妬いたり、ケンカしたりもしますが、もともとは同じアジアの民族、いわば兄弟姉妹なんですね。

ほら、ケンカするほど仲がいいって言うじゃないですか。

お互いに切磋琢磨しながらも、相手の立場を理解し思いやる友情をこれからもずーっと育ててゆきたいものですね。

おかげさまで大盛況の公演でした。

楽しかった倉敷高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のI先生やS先生やO先生、そして楽屋までお越しくださりご丁寧にご挨拶を頂戴したM校長先生やK教務部長先生をはじめ、多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう倉敷高等学校のみなさん!

 

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

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それではまたお会いしましょう。

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