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芸術鑑賞会・諫早農業高等学校のみなさん、ありがとう!

2017年10月23日

10月20日(金)は長崎県立諫早農業高等学校の芸術鑑賞でした。

同校ではなんと11年ぶり2回目の芸術鑑賞、演目は「中国文化芸術夢公演」でした。

なぜ11年ぶりか? ひとえに、ただ、ただ弊社の営業不足。 すみませんでした。

 

さて会場は御館山公園の小高い丘に建つ諫早文化会館。

キャパシティー1283席の大ホールを擁する文化施設です。

諫早市は人口13,6万人、長崎市、佐世保市に次ぐ県内第3位の中核都市。

長崎空港から車で30分と、とても便利な場所に位置しています。

 

諫早農業高等学校の2017年度版学校案内を拝見しますと、表紙に、 ~人、土を愛すれば、土、人を養う~  人愛土 土養人とありました。

つまり、人が土を愛すれば、土が人を養ってくれるという意味。

続いて、自然を知ることで、自分を知り、経験することで、大切な未来を築く 創造 実践 とありました。

まさにその通りと思うと同時に、あの格言も湧いてきました。

「土に立つ者は倒れず。土に活きる者は飢えず。土を守る者は滅びず。」

東京農業大学初代学長・横井時敬先生の言葉です。

私たちが何気なく口にする食品の多くは、土を愛し、土とともに生きてきた人の心が染み込んでいるのですね。

すべてに感謝しながら「ありがとう」といわなくてはなりません。

 

その諫早農業高等学校は、農業科学科、動物科学科、環境創造科、農業土木科、バイオ園芸科、食品科学科、生活科学科のカリキュラムを誇っています。

近代の農業高等教育は、農業に対する伝統的な技法は尊重しつつ、パソコンを駆使し、科学的な分析や、バイオテクノロジー技術を重視した時代の最先端を走っています。

 

さてそんな諫早農業高校の芸術鑑賞会。

今回は定番の中国雑技に、中国二胡の演奏も採り入れました。

もちろん、話題の曲「江河水」も演奏しましたよ。

生徒のみなさんは流れるテロップを目で追いながら、真剣に耳を傾けてくれました。

横暴な国家権力に翻弄された一組の男女の愛の形を心で受け留めてくれました。

嬉しかったですね。

もちろん雑技の出番になると拍手、喝さいの嵐。

嬉しかったですね。

営業不足にかかわらず11年ぶりに弊社を指名してくださった諫早農業高校の芸術鑑賞会は、往時の賑わいをしのぐ好評を頂戴しました。

それもご担当のN先生の熱いご期待があったから。

N先生は実に尊敬できる先生でした。

何よりも生徒たちのことを思い、学校のことを思い、いまの諫農(かんのう)のすばらしいところは何か、逆に足らざるところ何か、さらに生徒たちを飛躍させるには何が必要か、実に克明に認識し、実践されようとしていることがひしひしと伝わりました。

 

開演前の最終打ち合わせでもN先生は、

「確認させてください。ガムさんはこの公演で何を生徒に伝えたいですか?」

嬉しかったですね。

弊社のメッセージ性に注目して採用なさったことが嬉しかったのです。

中国雑技の公演はどよめきと感動で、たとえば他社が上演してもそれなりに生徒のみなさんは喜びます。

しかし「あ~、楽しかった。」の感想だけではもったいない。

なぜ苦しい思いをして訓練し頑張るのか、その背景と希望を生徒のみなさんと共有しなければ、芸術鑑賞の意味がないのですから。

 

公演は、もうこれ以上はいりませんと思うくらいの拍手をいただき、ラストのチャンピオン技に入りました。

謝辞、花束贈呈のため、袖で待機してくれた生徒会長と副会長に、思わずこう語りかけました。

「今日の彼は失敗するよ。」

なぜなら、出番直前、彼に中国の家族から電話があったからです。

短い会話を終えた彼は、いつもの彼流の集中力を高める動作もそこそこに舞台へ登場しました。

案の定、何気ないところで彼は失敗しました。

それから鬼の形相に変わり、もっとも難しいラストの技まで完璧にやり遂げましたが、チャンピオンとはいえ、人間のやることですから、失敗はあります。

私たちはそれを”悪魔のささやき”と言っていますが、本番に際しての集中力がいかに大切か、生徒会長と副会長は目の当たりにしたことでしょう。

大事なのは失敗してもチャレンジし、成功するまで自分を信じてやり遂げること。

失敗するのが恥ずかしいのではない。

やり遂げないことが恥ずかしいのだということをお二人は認識したでしょう。

ぜひ友だちに話してほしいですね。

終演後、ラグビー部の壮行会がありました。

壇上に並ぶ諫早農高のラガーマン達。

諫早農業高校は長崎県の高校ラグビー界の強豪です。

過去36回大会から昨年の96回大会まで計58回開催のうち県代表として花園へ出場したのが15回。

その中で第49回大会(昭和44年)では堂々、準優勝をしています。

しかし第82回大会(平成14年)を最後に他校の後塵を拝すようになりました。

今年は第97回大会。諫農のラガーマンたちは燃えています。

中国雑技の公演で感じた「集中力」や「バランス感覚」を瞬時に活かせば15年ぶりの古豪復活も夢ではありません。

”ガムの都市伝説?”はラグビーにも通用しますから。

これから始まるラグビー長崎県大会は注目です。

 

 

それにしても大変盛り上がった諫早農業高校芸術鑑賞会。

すべてのセレモニーが終わった後、Y校長先生とI教頭先生がわざわざご挨拶に来てくださいました。

「3年後、またお願いしますよ。」

笑顔の両先生からありがたいお言葉を頂戴しましたが、それは「もっと営業しなさいよ。」というお叱りも含んでいたような気がしました。

 

楽しかった諫早農業高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のN先生や、Y校長先生やI教頭先生、そして多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう諫早農業高等学校のみなさん!

 

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

それではまたお会いしましょう。

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