芸術鑑賞会・明秀学園日立高等学校のみなさん、ありがとう!
2017年05月30日
「ガムさんでしょうか? 私は茨城県日立市にある明秀学園日立高等学校の芸術鑑賞を担当していますIと申します。 突然のお電話で恐縮ですが、芸術鑑賞の公演で、当地までお出でいただくことは可能でしょうか?」
「はあ?それは、ありがとうございます。もちろん大丈夫ですが…」
「希望演目は○○、日程は○○、予算は○○、会場は○○、午後からの開演を予定していますがいかがでしょうか?」
「ええっと、ハイ、承りました。大丈夫です。」
「ありがとうございます。それでは今からこちらで内容を詰めてまいりますので、また具体的になりましたらご連絡させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」
「ありがとうございます。あのI先生、一つだけ。私どもは九州の会社ですが、どうして弊社をお知りになったのでしょうか?」
「失礼ながら、同業他社さんも検討させていただきましたが、御社の芸術鑑賞に対する姿勢と、メッセージ性に注目させていただきました。」
I先生との電話はこのような内容だった。
嬉しいオファーだったが、まるで狐に騙されたような気がした。
茨城県といえば、「「だっぺ」「やっぺ」「いがっぺ」などといった愛すべき方言で有名。 ちょうど私たちが、「いいばい」「そうっちゃ」「よかろうもん」などといった福岡県の方言を使うのと一緒である。
ところがI先生にはまったく茨城訛りの方言がない。
話される言葉はまったくの標準語だったから、私たちはいささか狼狽した。
やはり、狐に騙されたのかな?
その後、何度かの電話やりとりで、実に丁寧な標準語を話されるI先生が、物事を理詰めに積み上げてゆく堅実なお方で、もっとも信頼できるお方だと納得できた。
I先生のご期待に沿うような素晴らしい公演にしなければ…。
私たちは気合が入った。
明秀学園日立高校は、国公立・超難関私立大学合格を目指す特進ST(SpecialTop)コースから特進Sコース、特進Aコース、特進Bコースを擁し、部活動では女子バスケットボール部やサッカー部、野球部も有名な強豪校である。
また通信制課程も充実した名門校として有名だ。
同校のホームページを閲覧して校章・ロゴマークが目に焼き付いた。
外観は外柔内剛、外円の「青」は海と空を表し、内円の「朱」は力強く立ちのぼる日(太陽)、1925は創立の年を表し、「白梅」と「m」は本校の伝統を礎に誕生した新生明秀日立を表す。
白梅の象徴する「明るく、清く、凛々しい」建学の精神を基調したとある。
さてその明秀学園日立高等学校の芸術鑑賞は、5月25日(木)日立市民会館で開催された。 演目は「中国文化芸術夢公演」である。
人気の中国雑技に京劇をはさみ、中国東方歌舞団出身の”名花”の舞踊も取り入れた。
もちろんI先生が注目してくださったメッセージも随所に採り入れた。 生徒のみなさんは、明るくて素直。 生徒のみなさんの満足した笑顔と歓声に押され、出演者も笑顔満面で応えた。
ほんとうに楽しく、おかげさまで公演は大成功。
熱心に鑑賞してくれた明秀日立の生徒のみなさんの心に、集中力とバランス感覚の大切さが再点灯したに違いない。
そして日中友好交流の意義を再確認してくれたに違いない。
とても楽しくうれしい公演だった。
「ほんとうに、生徒のことを真剣に考えている先生だな。」
という感想を強く抱いた。
そういえば開演前
「日立の銘菓です。お口に合えば…。」 と、I先生は、素敵なシュークリームを差し入れてくださった。
このシュークリームは出演者やスタッフに大好評。 皆さん、大喜びでパクついていた。
細やかな気配りと、信念を貫く教育方針。
I先生のような資質を備えた教師陣に囲まれた明秀日立の生徒のみなさんは、恵まれていると感じた。
「明るく、清く、凛々しい」建学の精神を基調とした明秀日立のみなさんは、 この「中国文化芸術夢公演」の鑑賞を経て、またワンステップ上がって、来年以降“何か、すごいことをやるぞ”と思わせるような予感がした、とても楽しい、そんな意義ある公演だった。
ところで終演後、すべての撤収作業を終えた私たちは、お世話になった日立市民会館のスタッフさんに、全員で挨拶を済ませた。
その際に居合わせた同校吹奏楽部のみなさんと記念写真を撮った。
生徒のみなさんは全員こぼれるような笑顔でほんとうに可愛かった。
「感動しました。また来てください。」
生徒のみなさんのキラキラした瞳が美しかった。
この瞬間が、私たちにとっても最高の瞬間なのである。
楽しかった明秀学園日立高校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のI先生をはじめ、多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう明秀学園日立高校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。 生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
それではまたお会いしましょう。
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