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日中友好の光景

2016年05月25日

今年も敬老会イベントのオファーがあった。

中には3年連続という町もある。演目は中国雑技。

とてもありがたいことだと感謝している。

 

「内容が素晴らしいことはもちろんだが、本番終了後に、出演者のみなさんが出口でお年寄りたちをお見送りする姿がうれしい」

と、担当の職員の方がおっしゃった。そうなんです。これが当社のやり方。

つまりトリの演技を務めた後、出演者は出口に駆けつけて、家路につくお年寄りたちと握手したり、なかにはハグしたり、お元気でと、声をかけるのである。

みなさん、笑顔、笑顔。

「よかったよ」「素晴らしかった」「元気でね」「あなたは中国のどこ出身?」「体に気をつけなさいね」「また来年も来て」…。

さまざまな言葉が笑顔に乗って、お年寄りたちから出演者にかけられる。

「謝謝!」「ありがと・ござ・ます

一人ひとりと笑顔で握手し、出演者も別れを惜しむ。

 

政治、経済で競合し、損や得に一喜一憂しても、人の心に国境はない。

この光景が日中友好なのである。

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