海の安全祈念日
2015年02月10日
2月10日は、全国水産高校校長協会(本部事務局:北海道小樽水産高校)が2003(平成15)年に制定した「海の祈念日」です。 14年前のこの日2001(平成13)年、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、ハワイ沖でアメリカの原子力潜水艦に衝突されて沈没し、教官や生徒ら9名が亡くなり、12名が重軽傷を負いました。 とても悲しく衝撃的な海難事件でした。
その後ハワイ州オアフ島のカカアコ・ウォーターフロント・パーク内に慰霊碑が設置されました。慰霊碑は、地元ハワイのみなさんのボランティアにより、常時清掃され、供えられたお花などは、定期的に事故現場の海上まで届けられているそうです。また宇和島水産高校内に設置された慰霊碑には、航海に出かける生徒たちが安全祈願を続けています。
海の安全祈念日の「祈念」が、「記念」でないことが、今でもこの事件の重大さを顕わしているのではないでしょうか。 御霊安らかにと祈らざるをえません。
コメントを残す