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もう起きなさい、ヤマネくん!

2014年02月10日

ヤマネをご存知ですか?

ヤマネは哺乳綱ネズミ目ヤマネ科ヤマネ属に

分類される齧歯類で、野ネズミのような小さな

生き物です。体の大きさは7センチくらい、尾

の長さは5センチくらいで、体重は17グラム

ほど。掌にすっぽり収まる程度の大きさしかあ

りません。
体はしっぽまで茶色の毛皮に覆われています。

毛色は、灰色がかったものから赤茶っぽいもの

までいろいろ。背中には縦に一本、黒いすじが

入っています。

日本にすむヤマネは、ニホンヤマネといって、

本州、四国、九州に分布する日本だけに棲息する固有種です。ニホンヤマネは国の天然記念物なので、ヤマネを捕まえたり、飼ったりすることは禁止されています。

このヤマネの特徴的な生態として、冬になると冬眠することがあげられます。寒くなると木の洞や鳥の巣箱などにコケなどの巣材を詰めこみ、中でまるくなって春まで眠ります。地面や雪の中に穴を掘って、そこで冬眠していることもあります。冬眠している間は体温が下がり、脈拍・呼吸数も低下して、新陳代謝を抑え、春までカロリーの消費を最低限に切り詰め

ます。冬眠中は人が触っても目を覚まさないほどです。

このようなヤマネくんの「ヤマネ」という名前は、

やまずみ」という意味のようです。「冬眠鼠」

という漢字を当ててヤマネと読ませることもあります。
この他に、地域によって、まりねずみこおりねずみ

こだまねずみきのこだま、などの名前があります。

まりねずみや、きのこだまなど、なんて可愛い呼び名でしょう。

さあ、ヤマネくん、いや、きのこだまくん。これだけキミを紹介したんだから、もう冬眠から覚めなさい!もうすぐ春ですよ。

 

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