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人間万事塞翁が馬

2013年12月20日

出典は淮南子(えなんじ)。 塞(とりで)に住む翁(じいさん)の飼う馬が、ある日気がつくと逃げてしまっていた。 じいさんは悲しむどころか、これは吉兆の前ぶれだと村人に云った。その言葉通り、逃げた馬が、素晴らしい名馬を連れて戻ってきた。 今度はじいさん、喜ぶどころかこれは禍(わざわい)のもとになるかも知れんと村人に云った。 その言葉どおり、名馬に乗ったじいさんの息子が、落馬して骨を折る大けがをした。 今度は嘆くどころかじいさんは、これが幸福のもとになるかも知れんと村人に云った。 その後戦争が始まったが、なんとじいさんの息子は、落馬の影響で足が悪くて戦争に行かなくて済んだ。 つまり「人間万事塞翁が馬」とは、この世の幸福や不幸は予想のしようがないという事。だからといって「なるようになるさ」は、なるようにならないんですよね。 幸福を求め、不幸に備えるには、やはり日々の努力が必要なんでしょう。とくに来年は馬年ですからね、みなさん!

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