芸術鑑賞・鹿児島実業高校のみなさん、ありがとう!
2013年10月29日
都城商業高校と都城農業高校の2日間にわたる
芸術鑑賞会を大盛況で終了した私たちは、
大好きな街・都城を離れ、宮崎道を北上し、
一気に九州道を下りました。
行く先は鹿児島実業高校。弊社の提案をご採用
くださって今回で3回目となる鹿児島の名門校
です。高台にある鹿児島実業高校から眺望する
桜島は絶景。今年は噴火活動が活発だから、
素晴らしい眺めになるぞと、ひそかに期待して
の訪問でした。(火山灰で御苦労されている市民
の皆様ごめんなさい。)
しかし桜島は、折からの台風27号の影響で上空が雲に覆われており、その雄姿の全貌を眺望することはできませんでしたが、風の方向を示すような噴煙のたたずまいは、まさに”風に向かって立つライオン“のような、堂々とした威容を見せていましたよ。
に記念撮影。校門担当の生徒さんたちを無理やり
仲間に入れてパチリ。とても楽しい瞬間でした。
古来多くの薩摩人が桜島の雄姿に向かって“誓い”
を立てたことでしょう。鹿児島実業高校の生徒の
みなさんは、とても素晴らしい立地の学び舎で
青春を謳歌することができて幸せだと思いました。
その鹿児島実業高校は、文武両道に優れた有名校。「鹿実」の愛称で全国的に通用しています。そのことは日本全国で活躍する諸先輩方のご努力と愛校精神のたまものなのでしょう。今年は創立98周年をお迎えするようです。
校訓は、
不屈不撓
・いかなる事業に従事するも決して不平不満を念頭におかず
・正直に勤勉し屈せず撓まず 将来向上発展の計画をなすべし。
・人間の事業成功は不屈努力にあり 失望は痴人の断案である。
拝読して、ドーンと胸を突かれたような、体の血潮が逆流するような、薩摩隼人の力強い教えでした。
さて鹿児島実業高校芸術鑑賞会は同校体育館で開催され、演目は中国文化芸術夢公演。マンモス校らしく1日2回の公演でした。
鹿児島実業高校は挨拶がすがすがしい学校です。準備のため前日夕刻から会場入りした私たちが公演機材を下ろそうとしたところに柔道部の諸君がいました。学生服から筋肉があふれんばかりの猛者たちでした。「こんにちは!」の挨拶の後「手伝います!」というが早いか、ヒョイと機材を持ち上げて悠然と運んでゆきます。素晴らしい力強さと行動に、私たちは唖然としたものです。柔道部は明日団体戦があり、芸術鑑賞はできないそうでとても残念がっていました。
またこういうこともありました。鹿児島実業高校へ移動中の車内で、出演メンバーに「君たちのバック転も素晴らしいが、この高校の新体操部はすごいぞ。中途半端なバック転では笑われますよ。」とハッパをかけておきましたが、体育館に入るとその新体操部が練習していました。
「武蔵、遅いぞ!」
「待たせたな、小次郎!」
巌流島の戦いではありませんが、こういった
シチュエーションでしょうか、ボールを跳ね
上げて軽やかに回転する女生徒と、中国龍鳳
芸術団の軟体技の女性の視線が交差した一瞬
を見ました。お互いの技を見抜く視線に鋭い
ものがあります。これはすごいことになるぞ
と、内心ワクワクしてしまいました。案の定、
がぜん気合が入ったメンバーは、翌朝の開演
前の舞台で何度も“トンボ”を切り、舞台の
感触を確かめていましたよ。また女性3名の
皿回しでは、念入りにリハーサルを重ね真剣
そのものでしたね。
こういう素直な反応が中国人の良いところかもしれません。さあ、開演です。
午前中の公演、午後の公演ともに大盛況。
とても楽しんでいただきました。とくに
ではポーズもバッチリ!素晴らしい出来
栄えでした。礼儀正しく、元気が良いの
が鹿児島実業高校のみなさんの特徴です。
開演中に「ウオッー」とか「ヒヤッー」
とかの大声援が起こるのですが、それが
ピタッと止まったり、次にもっとすごい
反響になったり、さすがスポーツでも名
門校、応援の仕方やケジメの付け方に慣
れている感じ。学校全体が一つの目標に
向かってまい進するパワーを感じました。
これが「鹿実の情熱」なんですね。
甲南の地に聳え立つ
吾が学舎を仰がずや
母校の誇りと使命感に燃える心は、
桜島の噴煙にも負けないでしょう。
ほんとうに楽しかった鹿児島実業高校の
芸術鑑賞会。4度目の採用を目指して私
たちもさらに頑張ります。
さったご担当の先生方に心から御礼申し
上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう
鹿児島実業高校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださっ
た方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒の皆さんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
それではまたお会いしましょう。
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