株式会社 雅夢

2024年09月26日

９月２４日（火）は、鹿児島県鹿屋市にある鹿屋市立鹿屋女子高等学校の芸術鑑賞、作品は「中国文化芸術夢公演」、会場は鹿屋市文化会館での公演でした。

鹿屋女子高校での中国文化芸術夢公演は初めての受託。

おかげさまで、これで鹿屋市内6高校の芸術鑑賞をすべて承ったことになります。

最初のきっかけは年明け1月、ご担当のH先生からいただいた問合せのお電話でした。

その後はメールでやり取りさせていただきましたが、Ｈ先生の適確なリードで実にスムーズな打合せになり、新年度が始まる4月以降はご担当が代わるとのことで、新担当のＫ先生をご紹介いただきましたが、Ｋ先生もさわやかでご親切なお方でしたし、ほとんどの案件は4月末には済ますことができました。

ところで鹿屋女子高校は、県内大隅地区唯一の市立女子高校として昭和33年に開校、正しく、やさしく、すこやかに、の校訓の下に培われた、品位のある落ち着いた校風を持つ学校。

端正な服装や礼儀正しさ、奉仕の心など、地域の方々や地元の企業から高い評価を受けていますが、私たちは鹿屋女子高校の所在を以前から知っていました。

つまり、もう3度は訪問した海上自衛隊鹿屋航空基地にある史料館（鹿屋特攻隊記念館）は鹿屋女子高校に隣接しているのです。

これまで公演の合間に中国人やアジア各国の出演者を案内し、戦争の悲惨さや愚かさを確認し、ともに平和の大切さを共有してきました。

余談ですが、特攻で散った若者を偲び、同情し、憐れに思い、涙するなら、ぜひ薩摩半島にある知覧を、特攻の愚かさをかみしめ、国防を念じつつ、心に不戦の誓いを立てるなら、ぜひ大隅半島にあるこの鹿屋を参観するべきだと、私たちは考えています。

余談ついでに、先のパリ五輪卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルに輝いた早田ひな選手（北九州市出身）は8月13日の帰国記者会見で、いまやりたいことを聞かれると

「鹿児島の特攻資料館に行って、生きていること、そして自分が、卓球がこうやって当たり前にできていることというのが、当たり前じゃないというのを感じてみたいなと思って、行ってみたいなと思っています」

と話し、特攻に関する資料が展示される知覧特攻平和会館を行きたい場所として挙げましたね。

早田選手にはその足で、ぜひ鹿屋特攻隊記念館も参観してもらいたいと思っています。

前述のように鹿屋特攻隊記念館は、海上自衛隊鹿屋航空基地にあるためか、淡々とした史料の配置と解説になっていますが、じっくり参観すると奥深いものがたくさんあります。

いずれにしても、愚かな事実は絶対に繰り返してはなりません。

さて鹿屋市文化会館の仕込み準備も終わり、いよいよ生徒のみなさんの入場が始まりました。

Ｋ先生の全体講話に続き定刻に開演。

女性司会者のMが緞帳前に登場すると、早くも拍手と歓声が鳴り始め館内はヒートアップ。

女子高校生特有のノリの良さに後押しされ出演者も大張り切りの公演でした。

どよめきと拍手と歓声が会場内に大きく響いたこの公演でしたが、フィナーレで謝辞をくださった生徒会長Ｈさんには感心しました。

彼女はハキハキとした声で、よくいただく感謝の意を述べた後、この公演を今どきの女子高校生風に言えば、ずばり、

「すごい！やばい！また観たい！」

公演だったと結んでくれました。

とても利発で明るくて素敵な女性でしたよ。

思えば古来、遣唐使の時代をはじめ大陸を訪れた日本人も、とくに戦後復興した日本を訪れた中国人も、今風にいえば、すごい！やばい！を連発したに違いありません。

まず、その目で、みて、ふれて、異なる文化を理解し、それを尊重し、そして共生を図るには、それぞれが誇る悠久の文化や芸術に親しむこと。

国家や政治体制がどうであろうと、文化や芸術は両国民の魂のよりどころなのですから。

終演後、鹿屋女子高校の生徒のみなさんたちは、私たちの繰り出す集中力やバランス感覚のメッセージに大きくうなずき、確かな“手ごたえ”をお土産にしてくれたようです。

楽しかった鹿屋女子高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のK先生や前任のH先生、その他多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう、鹿屋女子高等学校のみなさん！

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

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この道一筋、まっすぐ、雅夢（がむ）しゃらに。それではまたお会いしましょう。