国立故宮博物院展
2014年10月07日
台北故宮博物院は、かつて中国の皇帝が所蔵していた文物を数多く収める世界的な博物館。所蔵品はおよそ70万件、年間の来場者数は約400万人を数えます。
その所蔵品は、中国の歴代皇帝たちが選び抜いた、まさに文明の精華。
皇帝の至宝を受け継ぐ故宮のコレクションは、まさに中国文明の”神髄”そのものであると評することができるのです、と自負する名品がいよいよ九州にやってきました。
キャッチコピーには、
・東京と九州の国立博物館にだけ巡回する、アジア初!〈奇跡〉の展覧会。
・話題の「肉形石」は九州会場限定!東京では公開されない逸品が多数。
・中国文明の『神髄』にふれ、空前のスケールで体感する中国文化の『本流』。
など、わくわくする表現がズラリ!
そうです。待ちに待った台北故宮博物院展が今日から始まります。
弊社と長年交流がある芸術家も関係者としてこの展示会の成功に協力しています。
ぜひ多くの方にご観覧いただきたいものです。
<写真>
じつは石!最高にリアルなご馳走
肉形石(にくがたいし)
清時代・18〜19世紀 石材の縞目を活かして肉の赤身と脂身に見立て、染色技法を駆使してタレが染みた角煮の皮を表現する。選び抜いた素材と職人の高い技術が融合した、究極の「神品」である。北宋時代の文人・蘇軾 そしょく (蘇東坡 そとうば )の名を冠して「東坡肉」とも呼ばれるこの豚の角煮は、皇帝が居住して日常の政務を執り行う紫禁城の養心殿で鑑賞されていた。
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