芸術鑑賞会 熊本高等専門学校熊本キャンパスのみなさん、ありがとう!
2023年11月10日
秋の訪れ濃くなった10月30日(月)は、熊本高等専門学校熊本キャンパスの芸術鑑賞公演。
演目は「中国文化芸術夢公演」。
体育館での開催でした。
熊本高専は正式名称を独立行政法人国立高等専門学校機構熊本高等専門学校といい、県南の八代市にあるキャンパスと合わせ6学科(・情報通信エレクトロニクス工学科・制御情報システム工学科・人間情報システム工学科・機械知能システム工学科・建築社会デザイン工学科・生物化学システム工学科)と2専攻(・専攻科・リベラルアーツ系)を有し、ICT技術を共通基盤とし、電子情報系と融合・複合工学系分野を特徴とする高等教育機関であり、国際的に通用する実践的・創造的技術者の育成と科学技術による地域社会への貢献を使命としていますと、同校HPにありました。
弊社にとっていわゆる高専での公演は初めて。
高専は16歳から20歳までの5年教育で在籍するみなさんのことは生徒といわず学生といいます。
思えば高専からかかってきた1本の電話からドラマは始まりました。
それは今年2月のことです。
「中国文化芸術夢公演」って、いったい何なの?何するの?体育館でもできるの?予算は?日程は?公演時間は?メッセージは?コンセプトは?ご担当のIさんとやり取りしながら、互いに丁寧に合意事項を積みあげていきました。
Iさんは、とても親切な方で、高専OBからも折に触れ要望があったようで、最先端のテクニカルなことを学びながらも、文学や芸術にも親しまないと学生たちの人間形成はできないという危惧を抱いていました。
私たちもまったく同感。
こうして熊本高専での芸術鑑賞公演が決まったのです。
おりから半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がお隣の菊陽町で新工場を建設しています。
今は巨大な工場、周辺道路、住宅などのインフラ整備が急ピッチで進む中、これから数百人規模で台湾から移住してくるTSMC従業員や関係者が増えることが予想されます。
台湾=中国の文化、芸術を理解するチャンスを学生たちにも与えたいと思われたのでしょう。
さて開演。
ほとんどの学生のみなさんが興味津々。
最初は戸惑った様子も見えましたが、やがて盛り上がり大きな拍手の連続でした。
これが中国(台湾)の芸能文化か、やはり日本とは違うな、いや似ているところもあるぞ。
出演者のみなさんはどんな訓練をしてきたのだろう。
たぶん苦しかった時もあっただろう。
でもそれを乗り越え、こうして一流になった。
人前で胸を張る演技ができるってすごい、その自信が羨ましい。
よし、私たちもガンバろう。
さらに上をめざしてガンバろう。
終演後いただいた学生代表の謝辞にはその思いが詰まっていました。
私たちの公演を観て、よいところだけを採り入れたらいいんですよ。
ためにならないと思うところは忘れてくださって結構。
ただ10年後、20年後、技術革新の波の中で、もし思考や発想に行き詰まったら、思い出してください。
この世にムダなことはないんですから。
生きてゆく中で心を豊かにし、思考の幅を広げてくれるのは、結局文化や芸能・芸術なんですよネ。
謝辞を頂戴した学生主事のN先生が総括された”、眼からうろこ”の体験を今後に活かしていただきたいと思いました。
帰り際に「楽しかった、びっくりした、また観たい」と話しかけてきた多くの学生たちに「ありがとう。お互いに頑張りましょう」と応えた私たちでした。
楽しかった熊本高等専門学校熊本キャンパスの芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださり、ご担当くださったIさんや学生主事のN先生、そして多くの先生方、関係者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう、熊本高等専門学校熊本キャンパスのみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
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この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。それではまたお会いしましょう。
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