芸術鑑賞・龍谷中学・高校のみなさん、ありがとう!
2016年10月21日
「来年度はガムさんの中国雑技をやりたい。お願いできますか?」
ちょうど1年前、そんな嬉しいメールを頂戴した。
発信してくださったのは佐賀市にある龍谷中学校・高等学校のT先生。
さっそくメールで受託と感謝の返信をし、日程など具体的な打ち合わせを兼ねてご挨拶したいと申し出たところ、T先生が1週間後に公務で北九州市にお見えになるということだったので、市内の総合文化施設・ウェル戸畑でお会いした。
初対面のT先生は、温厚なお人柄の上に礼儀正しく、正義感が強い方とお見受けした。
たぶん他校での弊社の実績や評判をお聞きなのだろう。
全面的にお任せしますということだった。
またできたらこれを機会に2,3年に1度はやりたいと微笑まれた。
なんというありがたいことだろうか。と同時に、大きな信用と信頼を得たことの感謝と責任に身が震えるようだった。
学校法人佐賀龍谷学園は、幼児教育から中学校、高等学校、短大まで擁する佐賀の私立の名門校。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗門校として今年で138年の校歴を誇っている。ウィキペディアによると”龍谷”という名を冠した最初の学校で、地名の付かない唯一の「龍谷中学校・高等学校」であるとあり、確かに岡山とか神戸とか札幌とか地名が付いた校名と一線を画している。
名門の名門たる由縁であろう。
その龍谷中学校・高等学校の芸術鑑賞は同校体育館で開催された。
演目は「中国文化芸術夢公演」である。
体育館舞台の中央奥の扉の中にご本尊様が安置されている。
仕込み作業に入る前、私たちは手を合わせ合掌した。
休み時間になると、生徒の何人かがふらっと体育館を覗きに来た。
何気ない様子で「視察」に来たのである。
私たちも目が合えば笑顔で「こんにちは」と返すが、それ以外は努めて平静に、黙々と仕込み作業を続けた。
いわば、さりげない、生徒のみなさんとスタッフのふれあいの中に、やがて始まる感動の舞台への大きな期待が込められているのだ。
定刻に生徒のみなさんが入場。
みな笑顔で瞳が輝いている。
心がワクワクしているといったところだろう。
ご担当のT先生を始め各担任の先生方の全体指導を終えて、平成28年度芸術鑑賞会は10分前倒しでのスタートとなった。
オープニングのつかみは中国獅子舞。
コミカルでダイナミックな獅子の演技に、早くも場内はヒートアップ。
とくに弊社の特徴である、”ニーハオ!龍谷中学・高校のみなさん”と書いた横断幕の掲示には大喝采の拍手が鳴り響いた。
続いて女性3名による優雅な”皿回し”とプログラムは続く。
私たちが生徒のみなさんにもっとも注目していただきたい、わずか2分強の”雑技アラカルト”では、生徒のみなさんは大きくうなずいてくれ、チャンピオン技のオンパレードに、大きな歓声と拍手をくれた。
盛り上がった嬉しい公演だった。
元気な野球部のみなさんとの交流。
出演者も嬉しそうだった。野球部、頑張れよ!!
嬉しいことがもう一つある。龍谷高校が芸術鑑賞の模様をさっそくユーチューブに載せてくれたことだ。
そのコメントも嬉しかった。
以下、原文のまま転載させていただく。
「今日は芸術鑑賞会を行いました。中国雑伎団のすばらしいパフォーマンスに生徒は圧倒されていました。HPに動画をアップしています。どうぞご覧ください。小さな、小さな感動が大きな輪につながり、世界平和の芽が育ちますように。 年に1回の芸術鑑賞会。今年は本校の体育館で中国雑伎団の方々のすばらしいパフォーマンスを見せていただきました。体の柔らかさ、技のダイナミックさ、そのなかにあるしなやかさに生徒達は思わず声をあげたり、拍手をしたり…動画は最後のチャンピオン技です。 異文化交流、異文化理解は難しいものですが、このように小さな、小さな感動から大きな輪につながってくれたらと願わずにはいられません。 雑伎団のみなさん、本当にありがとうございました!!」
嬉しいですね。
何度でも言わせてください。
政治、経済で競合しても、文化、芸術はその対極にあるのです。
むしろ政治、経済でギクシャクすればするほど、お互いの誇る文化や芸術を理解し、尊重することで、お互いが深い友情を抱くようになるのです。
まさに、小さな、小さな感動が大きな輪につながり、世界平和の芽が育つのでしょう。
”凛として、朗らかに、爽やかに” 龍谷中学・高等学校の生徒のみなさんや先生方はすばらしい方ばかりでした。
楽しかった龍谷中学・高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のT先生を始め、K教頭先生やT校長先生。そして多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう龍谷中学・高校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。 それではまたお会いしましょう。
コメントを残す