山の神
2015年08月20日
「山の神」が山体を膨張させ、地震振動を繰り返している。 まるで身をよじり、怒りに震え、堪忍袋の緒を切った不動明王の雄叫びが、今にも襲いかかりそうだ。
何が、誰が、山の神を怒らせたのだろう?
桜島は、今から544年前の1471年に文明の大噴火を起こし、それから308年後の1779年に安永の大噴火、135年後の1914年には大正の大噴火、それから101年後の今日、京都大学教授の井口正人・京大防災研究所火山活動研究センター長は、大噴火の可能性がきわめて高いという。
山の神から見れば、虫けらに等しい私たち人間どもに、なすすべはない。
詳しい事象や学説などわからないが、もし、私たち人間が、山の神を怒らせるようなこと。 すなわち科学の力で自然をねじ伏せ、破壊するような、自然の営みを軽視するような不埒な行為を続けていることが原因だとすれば、畏れ多くも山の神に心の底から反省し、今こそ謝るしかない。
くわばら、くわばらである。
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