芸術鑑賞・中国民族楽器コンサート
2014年08月29日
去る23日(土)福岡市で二胡と揚琴のコンサートが開催された。
これは中国音楽に造詣が深い方がコーディネートしてくれたもの。
小さな会場だったが、熱心なお客様が詰めかけてくださった。
私たちは出演者と協議して、マイクなどの音響機材は一切使わず、 すべて「生音」で臨んだ。
音響機材を一切使わないコンサートは、塩や胡椒などの調味料を かけない、天然素材の旨みのみを味わうディナーのようなもの。
まさに提供する演奏家も、受け止めるお客様も真剣勝負である。
二胡は二胡らしく、揚琴は揚琴らしく。
寂しい曲は寂しいように、楽しい曲は楽しいように、生音に勝る音源はないのだから。
民族楽器の繊細な調べが直接、お客様の心に響いたに違いない。 それは公演終了後のお客様の上気した笑顔と拍手が証明した。
帰途の車中の会話では、生音のコンサートであり、出演者もまたある意味で緊張と気合が入って、快い疲れを感じたようだった。
この機会を与えてくださったT様。ほんとうにありがとうございました。
そしてご鑑賞いただいたお客様、ほんとうにありがとうございました。
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