2014年03月13日

3月の花「アネモネ」は、キンポウゲ科の
球根植物。原産地は、南ヨーロッパ・地中海
の沿岸で、日本には、明治の始めに渡来した
といわれています。
ギリシャ神話にも登場する、この花には、
こんな悲しい伝説があります。
風の神「ゼフュロス」は、妻である花の神
「フローラ」の侍女・アネモネを愛してし
まいました。
フローラはこれに嫉妬し、アネモネを追放
しましたが、ゼフュロスはアネモネが忘れられずに愛し続けます。怒ったフローラは、とうとうアネモネを花に変えてしまいました。
春になりそよ風がアネモネを優しくなでるのは、風の神ゼフュロスが、今でもアネモネのことを愛しているから・・・だとか。
アネモネの「はかない恋」という花言葉は、この伝説から生まれたものなんだそうです。
恋の切なさ、苦しさにため息をついている方は、この清楚な花と思いを分かち合ってみてはいかがでしょう。もっとも恋の切なさ、苦しさは、演歌とお酒でまぎらすという現実的な方もいらっしゃるようですが・・・。
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