スポーツマンシップ
2014年02月19日
ソチ五輪クロスカントリー男子スプリント競技で、
ロシア代表のアントン・ガファロフ選手がレース
中に転倒し、スキー板が破損してしまいました。
ガファロフ選手は、何とかレースを続行しようと
しますが、再び転倒し、今度はスキー板が完全に
2つに折れてしまいました。
このまま棄権かと思われた時に、ライバルチーム
のカナダのコーチが新しいスキー板を持って駆けつけました。カナダのコーチはスキー板を交換してあげて、ロシアのガファロフ選手は見事ゴールしました。
「彼にゴールラインを切らせて尊厳を持たせたかった。」と、カナダのコーチは語ったそうです。
このニュースを聞いて私は柔道のロス五輪決勝を思い出しました。
決勝で日本の柔道家・山下泰裕選手と対戦したエジプトの柔道家・ワシュワン選手は、山下選手が右足を負傷しているのを知りながら、そこを意識的に攻めなかったのです。結果的にラシュワン選手は山下選手に敗れたのですが、素晴らしいスポーツマンシップだったと思いました。
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