芸術鑑賞会 古賀竟成館高校のみなさん、ありがとう!
2021年11月06日
11月2日(火)は福岡県公立古賀竟成館高校の芸術鑑賞。
演目は「スカイ・ハイ カルテット」でした。
同校では3年前に「モンゴルの風コンサート」でお世話になっており、今回が2回目の公演です。
確か2月だったでしょうか、無沙汰を詫びつつ旧知のY先生にお電話したら、コロナ禍で令和2年度は中止、3年度はやる方向だがこういう情勢だしなんとも先行きわからないということでした。
さもありなん。
どこの学校も大変です。
なんといっても授業時間の確保が大優先。
それに生徒たちの安全確保。
いやはや大変です。
そんな中、6月に入ってY先生からお電話を頂戴しました。
生徒たちのためになんとかやりたいんだが、ガムさん、コロナ禍が収まるとして、実現するための知恵出して、提案して、ということでした。
「とっておきがありますよ」。
それがスカイ・ハイカルテットでした。
フルートを主体に、バイオリン、ビオラ、チェロで構成するカルテットは、実は弊社の秘密兵器?!。
ご予算が厳しいときや急遽取り組みたいとき、それもグレードの高い技量を披露したい時は、クラシックから童謡からジブリまで何でも格調高くこなすスカイ・ハイカルテットは最適です。
「OK、.見積書とプログラム案送って。どうなるかわからないが…。」
その後、そうです。
まったくどうなるかわからないまま時が過ぎました。
やがて福岡県は9月30日をもって緊急事態宣言解除。
10月14日の県の通達を待って、Y 先生は即時に決断されました。
「1,2年生の鑑賞にするから1回公演で大丈夫だ。充分注意しながらやりましょう。授業の兼ね合いがあるので14時開演だけどいいですか?」
「もちろん、OKですよ。」
こうして令和3年度古賀竟成館高等学校芸術鑑賞会は開催されることになりました。
オープニングは、誰もが知っているモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジーク。
続いてベートーベンメドレーと続きます。
途中、アンダーソンのワルツィングキャットでサプライズを行いました。
ワルツィングキャット(踊る子猫)は、ワルツの旋律の中、無邪気に遊ぶ子猫の鳴き声をイメージした演奏が続き、最後には犬に吠えられてびっくりした子猫が逃げだす情景が描かれているコミカルで楽しい作品。
この最後の犬の鳴き声、“ウー、ワン、ワーン!”を、いわゆるコワモテの男性の先生にお願いしたのです。
サプライズですから生徒のみなさんは知りません。
Y先生が推薦した先生は、コワモテ(失礼)どころか、若く素敵なイケメンのK先生でした。
とても心根の優しい先生とお見受けしましたが、本番ではみごとイメージ通りに大役を果たしてくれました。
生徒たちの反応は…、もちろん、マスク越しですが想像以上でしたよ。(笑)
その後、フルート四重奏曲ニ長調を経てホルストの木星を。
近年では歌手の平原綾香さんがリリースした“Jupiter(ジュピター)”でも知られるイギリスの愛国歌ですね。
そしてお待ちかねジブリの名曲オンパレードと続き、最後はサウンド・オブ・ミュージックメドレーで締めました。
アンコールは?今年生誕100周年になるアストル・ピアソロのリベルタンゴでしたよ。
通常ではもう少し生徒のみなさんと交流するのですが、こういう事態ですから仕方ありません。
それに1,2年生は入学して芸術鑑賞を体験するのはこれが初めて。
ねっ、高校生活って楽しいでしょ?
熱心に鑑賞してくれた生徒のみなさんの心に、和やかな癒しの空間が灯ったのではないでしょうか。
上気した笑顔で教室に戻る生徒のみなさんを見送りながら、満面の笑みを浮かべるY先生やK先生のお姿、そしてMCを引き受けてくれた生徒会のみなさんのテキパキした進行ぶりが印象的でした。
楽しかった古賀竟成館高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のY先生をはじめ、犬の大役を務めてくださったK先生、そのほか多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう古賀竟成館高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。
生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
また㈱雅夢HPのスタッフブログもご高覧ください。
この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。
それではまたお会いしましょう。
コメントを残す