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芸術鑑賞会・首里東高校のみなさん、ありがとう!

2019年12月24日

 12月17日(火)は沖縄県立首里東高等学校の芸術鑑賞、演目は「モンゴルの風コンサート」でした。

会場は同校体育館。

首里東高校は1984年創立。

今年で35年目となる比較的若い学校です。

特徴的なのが首里東高校のマスコットキャラクター《キートン》。

27期卒の赤嶺さんが作成したもので、緑豊かな首里東高校にいるキジムナーの親戚。

実際、首里東高校では中庭や特別教室棟で見かけるらしい?ですよ。

また首里東高校で学ぶ全ての仲間に成功への「手がかり」をもたらしたいと魔法のカギを持っているんですが、カギの三つ葉模様には「夢と希望」「愛と勇気」「知恵と好奇心」が詰まっているそうです。

ところで10月31日、沖縄のシンボル首里城が火災に遭いました。

私たちは強いショックを受けました。

県民はもとより、多くの日本人が首里城に寄せる思いは強く、まったくいたたまれない状況でした。

思えば2年前。

首里高校と興南高校の公演の際、私たちは、まずは首里城に迎えられ、公演が終わり、首里城に感謝しながら沖縄を後にしました。

もっと以前の記憶では、真和志高校や小禄高校、読谷高校、名護高校、名護商工高校など、すべて首里城を起点にしていました。

首里城の懐に抱かれながら私たちは動いていたのですから。

翌11月1日。

いたたまれなくて首里東高校のご担当のI先生にお見舞いのお電話をしました。

やるせない思いを共有したかったのです。

I先生は悲痛な心情を押し殺し、あえてたんたんと「残念、残念です」とおっしゃいました。

沖縄県民にとっての心痛は如何ばかりでしょう。

紺碧の空に朱塗りの城郭が映えた沖縄のシンボル。

必ず再建してほしいと願ってやみません。

さて前日夜に那覇入りした私たちは、まずは首里城の近くまで行き全員で黙とうしました。

そしてホテルにチェックイン。

後は?後はお決まりのカチャーシータイム。

ばかばかしいというなかれ。

沖縄に来て、地元のみなさんと触れ合うには、何といってもカチャーシー。

あのテンポは他国の人?を温かく迎えてくれる沖縄人のおもてなしの心なんですよ。

その証拠に夜9時。

首里東高校ご担当のI先生とY教頭先生が、わざわざホテルまでお訪ねくださいました。

「メンソ-レ!」

満面の笑みのお出迎えに恐縮しながら、とても楽しい時間を過ごすことができました。

ところで芸術鑑賞。

多くの生徒のみなさんは初めて耳にする馬頭琴の音色に興味津々でした。

そしてはるか遠くの大草原に思いをはせていたようです。

もちろん若い女性が弾く津軽三味線にも興味津々。

馴染みの三線とどう違うのか、耳をそばだてて聴き入っていたようです。

世界遺産に登録されたモンゴルホーミー。

この同時に2つの音色を奏でる唱法にも興味が集まりました。

とくにホーミーに挑戦してくれた男子生徒の熱心なこと。

声を枯らし、むせびながらも2つの音を出すことに、やがて一瞬ながら成功しました。

苦しい訓練でも続けて頑張れば奇跡が起こるとはこのことです。

一瞬とはいえホーミーが成功したことに、教える出演者は手放しで喜び、会場の生徒のみなさんからは驚きのざわめきが上がっていました。

そう思いませんか?

国籍なんていったい誰が決めたんですか?

モンゴル人でも、沖縄人でも、もちろん日本人でも韓国人でも中国人でも、実はアジア人。

Asia as One(アジアは一つ)なんですから。

心が通い合えば国籍なんて関係ないんですよ。

悲しいときも、苦しいときも、もちろん楽しいときも、お互いに手を取り合い、ともに助け合う心を大切に持ち続けたい。

そんな思いをあらためて強く感じた芸術鑑賞公演でした。

 

楽しかった首里東高等学校芸術鑑賞会。

このような機会を設けてくださったご担当のI先生をはじめ、Y教頭先生や多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。

そしてありがとう、ほんとうにありがとう首里東高等学校のみなさん!

ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。

生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。

また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。

この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。

それではまたお会いしましょう。

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