芸術鑑賞・ホーミーとは
2013年12月13日
ホーミーは、世界無形文化遺産に登録されたモンゴルの伝統的な歌唱法であり、
うなり声のような低い声(ドローン音)と、非常に甲高い声(メロディー音)の2つの音を同時に発声する歌唱法です。
モンゴルの遊牧民にこういう逸話があります。親ヒツジが子ヒツジの授乳を嫌がることがあった場合、ホーミーを聞かせると、自然と授乳をしてくれるようになるそうです。
これは、厳しい生活の中で生み出された生活の知恵なのですね。 ところでこのホーミー、のど仏や体の構造の関係で、女性が歌うのは難しく、男性が行う音楽なのですよ。
ホーミーの発声法
まず上下の唇を、1cmくらいの間隔で少しあけた状態
にします。次に舌を上の前歯の裏1cmぐらいにつけます。そうしたら、そのままで「ア」の音を出してみましょう。
つぎに、そのまま「アー」の音を出しながら、口を
「ウー」の形にすぼめて、「アー」の音を出します。
次は、その口の状態で、「ウー」の声をだしてみま
しょう。
次に、「ルー」と声をだします。
次は、そこから口唇だけを動かして、音の変化を
「ウー・イー・ルー」と繰り返して強調します。うまくできましたか?
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