芸術鑑賞会・小倉商業高校のみなさん、ありがとう!
2024年11月01日
10月25日(金)は、地元北九州市にある福岡県立小倉商業高等学校の芸術鑑賞、演目は「中国文化芸術夢公演」、会場は北九州芸術劇場大ホールでした。
大ホールは1269の客席を有する多目的ホール。
オーケストラピット、大迫り、小迫りを備え、反響板や仮設の花道などもあり、多目的使用に対応できるよう設計されています。
小倉商業高等学校は、大正5年に小倉市立小倉商業学校として開校した、県内だけではなく全国でも屈指の歴史と伝統のある商業高校です。
創立から一貫して商業教育の本流を、大正、昭和、平成、そして令和の時代と突き進み、今年で創立108年を数える名門校です。
卒業生の著名人には、元NHK会長、元アサヒビール社長の福地茂雄さんがいますね。
愛称は”倉商(クラショウ)”。
この倉商最大の学校行事が【倉商祭】。
商業高校ならではの特色ある教育活動である「商業はまちづくり」を目標に、今年のテーマは「経済社会の持続的な発展」~Tryあなたの好奇心から新たな体感を~。
倉商祭も64回目を迎え、これまでの地域が注目する活動から、北九州を感動させる活動へと成長しました。
倉商祭では、まちに引力と賑わいをつけることをめざし「商業はまちづくり」 を目標に、それを支える「人財」を育てているのです。
さて予定時刻になり、倉商のみなさんが北九州芸術劇場に集まってきました。
これから始まる芸術鑑賞「中国文化芸術夢公演」って、いったい何を観せてくれるんだろう?みなさん興味津々、ワクワクしながらの入館です。
全てのセレモニーが順調に終わり定刻2分前に開演。
女性司会者のMが緞帳前に現れると、早くも歓迎と期待の拍手が。
それにつられて、出演者も、PAスタッフもアドレナリンが上がります。
オープニングの中国獅子舞の登場きっかけであるBGMのドラが響いて緞帳アップ開演。
早くも歓声は地鳴りのように響いてきました。
獅子が去ったあと司会者のMが語りかけます。
「いかが、でした?(拍手)ところでみなさん、いいことがあるんですよ」
「エーッ、なに、なに?」
この獅子舞を見た人は、これから1年間、健康で」
「イエーイ!(拍手)」
「幸せで」
「ワアーイ!(拍手)」
夢も、かなう!!と言われています」
「ヤッタアー!(拍手)」
明るく元気な生徒のみなさんが、オープニングから司会者を盛り立ててくれ、司会者も公演を楽しんでいただきたいという互いの思いが交差した、ノリのよいやりとりでした。
「よかったですね(笑)。小倉商業高等学校のみなさんに「福」を呼び込む、中国獅子舞ご覧いただきました。」
大きな拍手の波に乗って、こうして場面は次々と驚きの演目に入りました。
こういうこともありましたよ。
演目・椅子のバランス。
この演目は、高さ2メートルの台座の上に椅子を積み上げ、その上でパフォーマンスを繰り広げる究極のバランス芸ですが、椅子が4脚、5脚と積み上がるに連れ、場内は歓声と悲鳴と拍手の渦で大興奮に包まれていくのですが、
「もういい、やめなさーい!」
一瞬、女生徒のよく通る声が会場内から届きました。
思いがけない言葉にスタッフからは思わず笑みがこぼれましたが、優しいんですね、ほんと倉商の女生徒は。まるで高い木に登っておろおろする我が子を諭すように、もうわかった、君の努力は認めるから、ケガする前に降りなさい。
彼女の母性が思わず言わせたのでしょう。
ところが、中国雑技のプロは途中でやめません。
技が終結するまで続けるのです。
幼いころからの訓練で何度もケガしました。
骨折もしました。
その上でこの技が完成したのですから、途中で投げ出すことはありません。
注意に注意を重ね、技の成功への段取りを確認し、一歩一歩上を目指すのです。
体調も良く、演技中に雑念が湧かないときこそ、まさかの事態を想定して慎重に。
逆に体調がよくなく、演技中に雑念が湧くことがあるときこそ、より慎重に。
幼いころから叩き込まれた集中力とバランス感覚、そして精神力。
成功すれば生徒のみなさんの万雷の拍手が待っている。
だから、中途では絶対投げ出さない、やり遂げるんだ。
弊社の「中国文化芸術夢公演」は、集中力とバランス感覚、そして精神力の大切さを、生徒のみなさんにいかにメッセージするか、併せて生徒のみなさんは、そのメッセージをいかに受け止めてくれるかのキャッチボールで成り立っています。
もちろん小倉商業高校のみなさんは、私たちの思いをしっかり受け止めてくれましたよ。
それにしても繰り返しになりますが、思わず叫んだのでしょうあの言葉。
「もういい、やめなさーい!」
優しいんですね、ほんと倉商の女生徒は。
深い愛情と母性あふれる女生徒の存在に満足。
それも地元北九州市の高校生でしたからことのほかでした。
楽しかった小倉商業高等学校芸術鑑賞会。
このような機会を設けてくださったご担当のT先生や多くの先生方、保護者の方々に心から御礼申し上げます。
そしてありがとう、ほんとうにありがとう小倉商業高等学校のみなさん!
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
また㈱雅夢のフェイスブックもご参照ください。
この道一筋、まっすぐ、雅夢(がむ)しゃらに。
それではまたお会いしましょう。
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