イムジン河
2020年05月19日
イムジン河は1958年に北朝鮮創建10周年を記念して作曲された曲。
作詞の朴世永は、北朝鮮国歌の作詞者としても知られる詩人で、作曲は高宗漢。歌詞の内容は民族の分断の悲しみと統一への願いをうたったものです。
1968年にフォークソングとして日本でも歌われるようになりましたが、レコーディングは禁止。
1970年代にはなんと「放送禁止曲」に指定されました。
その後1988年にそれが解除されてまた静かにヒットしているようです。
作品がイデオロギッシュな内容であるため、南北分断の悲哀を歌った歌が、南北で異なる歌詞になっていますが、そのメロディーに哀愁を憶え心打たれる人は多いようです。
♪➊イムジン河水清く とうとうと流る
水鳥自由にむらがり 飛び交うよ
我が祖国南の地 想いははるか
イムジン河水清く とうとうと流る
♪❷北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を二つに 分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの
♪❸イムジン河空遠く 虹よ架かっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとをいつまでも 忘れはしない
イムジン河水清く とうとうと流る
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