修行の身
2017年07月07日
敬愛する西郷隆盛は「南洲翁遺訓」の中で、
「文明とは道のあまねく行はるるを讃称せる言にして、宮室の荘厳、衣服の美麗、外観の浮華を言うに非ず」
といった。
つまり、文明とは、豪壮な邸宅、華美な衣服、豪華な外見のことではない。
なにより道義が広く行き渡った社会をいうのであると。
それでは道義とは何か?
道義とは人の道。
人の踏み行うべき正しい道。
礼儀正しく、奉仕の心を持ち、長幼の序をわきまえ、他人の喜びを自分の喜びとする精神が、心の豊かさをもたらすものであると。
それでは心の豊かさとは何か?
欲をかかず、足るを知り、文化の香り豊かで、自然や環境に配慮した品格ある生活を求めることが、心の豊かさというのであると。
なるほど、ところで、おのれの身を省みれば?
もちろん、もとより、すみません。
うそぶいておきます。
未だ修行中でございます。
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