芸術鑑賞・鵬翔中学・高校のみなさん、ありがとう！
2015年12月25日
１２月１７日（木）は宮崎県にある鵬翔中学・高等学校の芸術鑑賞でした。
同校は、創立９３年を迎える、宮崎県内で最も古い歴史と伝統を誇る私立の中高一貫校。
鵬翔といえば、３年前の２０１３年（平成２５年）、１２回目の全国高校サッカー選手権に出場しＰＫ戦の末、京都橘高校を下して宮崎県勢として初優勝、全国制覇した記憶が新しい。
鵬翔といえばサッカーといわれるほどの強豪校ですが、もちろんサッカーだけではないのです。
『実学・協調』を建学の精神とし、特進英数科の東大医進コースからシステム工学科のコンピュータ機械コース、そして県内で最も古い歴史を持つ看護専攻科に至るまで幅広い人材教育には定評がある名門校なんですね。
その鵬翔中学・高校の芸術鑑賞会は、宮崎市民文化ホールで開催されました。このホールは私たちもなじみが深く、過去何回も利用させていただいた、とても使いやすい立派なホールです。作品は「中国文化芸術夢公演」をご採用いただきました。
さて公演当日。あらかたの仕込みを確認した後で、私たちスタッフは女性司会者とともにご担当のＨ先生に初めてお会いしました。なに？そうなんです。 Ｈ先生とは初対面だったのです。なんという失礼を重ねてきたのでしょうか。Ｈ先生とは電話での打ち合わせが多く、以前にお伺いしたときは急用があって、代わりに教務主任のＯ先生に対応していただいたのです。 そのＯ先生は穏やかなご親切な先生で、弊社の説明をよくお聞きいただき、その場は「Ｈ先生に申し伝えます。」とのご配慮をしてくださった。そんなこんなことに甘えてズルズルと今日の本番を迎えたという次第。 いやはや秋季は繁忙期とはいえ、一度もお会いしてご挨拶できていないとは、弊社らしくないと叱られそうだ。もちろん、とくに、あの方に、ですよ。
そんな思いを抱きながら恐縮の体でお会いしたＨ先生は長身の優しそうな先生でした。
てきぱきと打ち合わせを終え「よろしくお願いします。」とお互いが一礼をし、向き合った際のＨ先生の優しい目がとてもうれしかったですね。
楽屋に戻る道すがら「頑張りましょう！」と妙にテンションが高くなった女性司会者のＭ嬢の笑顔も可愛かったな。 
さて公演は定刻より5分遅れの開演でした。さあ緞帳がおもむろに上がる、さっそく、キタ、キターッ!!
生徒のみなさんの熱気ある手拍子が、大きな歓迎の拍手が。
このシ－ンに、お客様の反応に敏感な出演者が燃えないはずがありません。
こうして出演者のやる気を引き出し、自分たちも楽しもうとする鵬翔中学・高校のみなさんは、まさに鑑賞のプロでした。受験でも部活でも、抑揚をつけながら
ヒートアップするところは一気にスパートをかけ、トーンダウンするところはフェ ードアウトする、実にけじめがついた生徒のみなさんだと思いました。そういう教育を先生方がなさっているんでしょう。だからそういう風にけじめをつけたほうが楽しいと、生徒のみなさんは会得しているのでしょう。出演する側と 鑑賞する側がともにエールを交換し感動の共有を高める…。実に素晴らしいと思いました。
この「中国文化芸術夢公演」を鑑賞した鵬翔中学・高校のみなさんは、またワンステップ上がって、来年はなにやら“何か、すごいことをやるぞ”と思わせるような予感がした、とても楽しい、そんな２時間の公演でした。
公演終了後、舞台袖に来られたＨ先生から握手を求められました。力強い握手でうれしかったです。
「ほんとうによかったですよ。ありがとうございました。」
「こちらこそ、ありがとうございました。お世話になりました。」
そうなんですよ。“以心伝心”という言葉が似合う、男同士の握手でした。男同士の会話って短くていいんですよね、心が通じ合えば。
でもこの光景は会社では話しません。報告すると、 「以心伝心？何言ってるんだ。あたりまえのことをあたりまえに。ちゃんと事前にご挨拶もできていないなんてとんでもないよ。」 叱られそうだ。もちろん、とくに、あの方に、ですよ。 すみません。以後、猛省してガンバリます。
ともあれ、楽しかった鵬翔中学・高校芸術鑑賞会。 このような機会を設けてくださったご担当のＨ先生やＯ先生をはじめ、多くの先生方や保護者の方々に心から御礼申し上げます。 そしてありがとう、ほんとうにありがとう鵬翔中学・高校のみなさん！
ところでこのブログを発見してくださった方は、ぜひ公演の感想や印象を書き込んでくださいね。生徒のみなさんの率直なご意見を教科書に、私たちも日々勉強しますから。
それではまたお会いしましょう。
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