プロの凄み
2016年11月24日
バドミントラケット6本を空中で回転させ、なんとそれをハンドリングする彼は、バドミントジャグラー世界一の称号を持つ名手だ。
しかし会場の音楽室は天井までの高さ約3メートル。しかも蛍光灯が天井に複数ある。
出演する彼の身長は1.8メートル。
いかにバドミントジャグラー世界一の称号を持つ名手だとしても、どう考えてもこの天井の高さでは無理だ。
3本でやめていいよというアドバイスに、
「大丈夫、何とかやってみせる。蛍光灯?当たらないようにやってみる。」
と、彼はミエを切った。
そして本番。
彼は両足を大きく開き、腰を限界まで屈めて低い体勢を造り、そのままラケットを高速回転させて、なんと成功させた。
子どもたちも、私たちスタッフも口あんぐり、そして万雷の拍手で彼をたたえた。
不可能な状況を可能に変える。
それは日々の練習と努力に裏付けられた経験と自信、何より己の力をマックスに高める精神力。
彼はそれをまざまざと見せつけた。
津森小学校の子どもたちも、私たちも、彼から勇気をもらったことは間違いない。
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